知る 歳時記・暦

二十四節気・七十二候の起源や仕組みとは?季節や気候の変化を表す96の暦も紹介

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二十四節気と七十二候は、彩り豊かな美しい言葉があり虹のよう

1年365日、1月から始まり12月で終わる現在の暦。

それは、太陽が地球の周りを一周する時間を1年と捉えた太陽暦(新暦)です。

私たちは日本で、春・夏・秋・冬という四季のある暮らしをしていますが、実は春夏秋冬だけではない、季節や気候の言葉が別にあるのをご存知でしょうか。

今回は、現在の新暦になる前の太陰太陽暦(旧暦)を目安として、季節の移り変わりを一歩先に察知していた二十四節気と七十二候について紹介します。

二十四節気と七十二候に定められた、計96ものある暦の美しい言葉を知ることで、季節の移ろいをより感じるきっかけになれば幸いです。

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二十四節気とは

二十四節気(にじゅうしせっき)は、季節の変化を示す指標で、太陽の日長変化や地球に届く太陽の光量に関わる暦です。

季節や気候などの視点から地球上の1年を仕分ける方法として、中国の戦国時代ごろに発明されました。

春分や秋分、夏至、冬至といった言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、これらも二十四節気の1つにあたります。

二十四節気の起源

二十四節気は、古代中国で月の満ち欠けを基準にした太陰暦が始まりです。

太陰暦とは最初に作られた暦で、季節の移り変わりを表す指標として古くから農業で重宝されてきましたが、実際の季節との間にずれが生じる問題がありました。

そこで、季節の変化をより正確に、細かく把握できる暦として作られたのが二十四節気です。

ちなみに中国の二十四節気は、2016年にユネスコの世界無形文化遺産に登録されています。

世界文化遺産については、下記記事で解説していますのでご参考ください。

二十四節気の仕組み

二十四節気は、黄道と呼ばれる太陽の通り道を1年として、24等分したものです。

二至・二分

その仕組みとは、太陽の動きに基づき、まず1年を夏至・冬至の「二至」と、春分・秋分の「二分」で4つに分けます。

四立・八節

その4等分した二至二分を、それぞれの季節の境目として、立春・立夏・立秋・立冬の4節気を「四立」として置き、さらに2分割して8つに分けたものが「八節」です。

二十四節気

8等分した八節は45日になり、それをさらに3等分した最終形が二十四節気で、節気ごとの期間は約15日になります。

旧暦では、月と太陽の運行を組み合わせていたため、季節に変化をもたらす太陽の動きとの間にずれが生じ、季節の目安にしづらい状況です。

そこで、季節のずれを補うための対策として、太陽の動きをもとに、1年を24等分した二十四節気が中国で考案され、日本でも取り入れられました。

二十四節気と七十二候は、太陽の動きに基づいて考案された暦

二十四節気の特徴・役割

二十四節気は、1年を春夏秋冬4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けることで、1年を24等分した暦です。

その24等分から、12つの「節気(節)」と12つの「中気(中)」に分類して、それぞれの季節にふさわしい名前がつけられます。

一般的に知られる馴染みのある立春、夏至、秋分、大寒なども二十四節気の1つで、季節を表す言葉として用いられているわけです。

この暦が採用される以前はもちろん、まだ天気予報などもありませんでした。

二十四節気は、季節の移り変わりを一歩先に察知する役割があります。

主に、季節と密接に結びついた作業をしなければならない農家の人たちにとっては、季節の訪れを先立って知るための手段として、二十四節気は今でも欠かすことのできない暦なのです。

なお、太陰太陽暦(旧暦)の閏月を設ける基準となっており、中気のない月を閏月としていたため、二十四節気はその年によって1日程度前後することがあります。

二十四節気と七十二候は、特に農家の人々に欠かせない季節を察知するための手段

次の項では、二十四節気の名前や意味、時期を、春夏秋冬の四季別に紹介します。

テレビや新聞などでよく話題に取り上げられ、あなたも聞いたことのある二十四節気の名前が出てくるでしょう。

春の二十四節気

春の季節における、二十四節気の種類や時期、意味を紹介します。

1.立春(りっしゅん):1月節気

立春(りっしゅん)は、一年の始まりは立春からといわれるように、旧暦では春の始まりを意味し、土中にいた生き物たちが冬眠から目覚める頃です。

時期は2月4日~18日頃で、ロウバイやウメの花が咲き、春の温かな足音が近づいてきます。

立春は春の始まり、蝋梅や梅が咲く頃

2.雨水(うすい):1月中気

雨水(うすい)は、雪に変わって雨が降り、氷は水となり、雪解けが始まる頃です。

時期は2月19日~3月4日頃で、春の暖かな陽射しの中、農耕を始める時期の目安でもあります。

3.啓蟄(けいちつ):2月節気

啓蟄(けいちつ)は、地面が温かくなり、土中で冬眠していた生き物たちが目覚める頃です。

時期は3月5日~19日頃で、久しぶりに陽気を感じる生き物たちが動き出し、桃の花も咲き始めます。

4.春分(しゅんぶん):2月中気

春分(しゅんぶん)は、昼と夜の時間が同じ長さになり、この日を境に昼が長くなっていく頃です。

時期は3月20日~4月3日頃で、スズメやツバメなどの野鳥が巣を作り始め、春の到来を告げるように桜が開花します。

春分の日については、下記記事で解説していますのでご参考ください。

5.清明(せいめい):3月節気

清明(せいめい)は、爽やかな陽気に春の花々が生き生きと咲き、清々しい春の息吹を感じる頃です。

時期は4月4日~18日頃で、ツバメが南から飛来して人家に巣を作り、雨上がりにはきれいな虹が現れます。

清明はツバメが南から飛来して巣を作る頃

6.穀雨(こくう):3月中気

穀雨(こくう)は、恵みとなる春の雨が、地上にある穀物を潤すために降り注ぐ頃です。

時期は4月19日~5月4日頃で、田植えや種まきの準備が始まり、植物は緑一色に包まれて牡丹や藤も咲きます。

夏の二十四節気

夏の季節における、二十四節気の種類や時期、意味を紹介します。

7.立夏(りっか):4月節気

立夏(りっか)は、夏の始まりで爽やかな風が吹き、1年のうちで最も過ごしやすい頃です。

時期は5月5日~19日頃で、五月晴れの日が続く絶好の行楽シーズンで、水辺ではカエルが鳴き始めます。

立夏は夏の始まり、緑が広がり1年で最も過ごしやすい頃

8.小満(しょうまん):4月中気

小満(しょうまん)は、万物が次第に天と地に満ちてくるという意味から、あらゆる生命が満ちていく頃です。

時期は5月20日~6月4日頃で、草木は緑を深め、紅花や麦の穂が実り、生き物たちが太陽の光を浴びて成長していきます。

9.芒種(ぼうしゅ):5月節気

芒種(ぼうしゅ)は、雨の日が増えて梅雨も近いため、稲や麦など芒(のぎ)のある植物の種を蒔く頃です。

時期は6月5日~20日頃で、蛍やカマキリも見られるようになり、青い梅の実も黄色に熟します。

芒種は稲や麦を蒔く時期、蛍も見られる頃

10.夏至(げし):5月中気

夏至(げし)は、1年で昼の時間が最も長く夜が最も短く、この日を境に昼が短くなっていく頃です。

時期は6月21日~7月6日頃で、実際には梅雨シーズンですが、暦の上では夏真っ只中で暑さが増していきます。

11.小暑(しょうしょ):6月節気

小暑(しょうしょ)は、梅雨が明けて、暑さが本格的になっていく頃です。

時期は7月7日~22日頃で、蝉の声や蓮の開花が夏の訪れを告げ、暑中見舞いを出す時期でもあります。

暑中見舞いについては、下記記事で解説していますのでご参考ください。

12.大暑(たいしょ):6月中気

大暑(たいしょ)は、1年で最も暑さが厳しく、花火大会など夏のイベントがたくさん行われる頃です。

時期は7月23日~8月7日頃で、夕立を連れてくる入道雲が見られ、ウナギを食べる土用の丑もあります。

土用の丑の日については、下記記事で解説していますのでご参考ください。

秋の二十四節気

秋の季節における、二十四節気の種類や時期、意味を紹介します。

13.立秋(りっしゅう):7月節気

立秋(りっしゅう)は、残暑は厳しいものの暦の上では秋となり、涼風がそよぐ頃です。

時期は8月8日~22日頃で、ヒグラシが鳴き始め、暑中見舞いから残暑見舞いに変わる時期でもあります。

残暑見舞いについては、下記記事で解説していますのでご参考ください。

14.処暑(しょしょ):7月中気

処暑(しょしょ)は、夏の暑さが和らぎ、朝晩に秋の涼しさが感じられる頃です。

時期は8月23日~9月6日頃で、鈴虫の声が聞こえ始め、稲穂が色づき始めると同時に、二百十日という台風が襲来する厄日もやってきます。

二百十日については、下記記事で解説していますのでご参考ください。

15.白露(はくろ):8月節気

白露(はくろ)は、夏には見られなかった白い朝露が草花につく頃です。

時期は9月7日~22日頃で、ツバメが南へと帰っていき、少しずつ秋の深まりを感じていきます。

白露は夏に見られなかった朝露が草花につく頃

16.秋分(しゅうぶん):8月中気

秋分(しゅうぶん)は、春分と同じく昼と夜の長さが同じになり、この日を境に夜が長くなっていく頃です。

時期は9月23日~10月7日頃で、暑さ寒さも彼岸までという言葉通り、冬に向かって涼しくなっていきます。

17.寒露(かんろ):9月節気

寒露(かんろ)は、秋本番を迎えて夜が長くなり、草花に冷たい露が結ぶ頃です。

時期は10月8日~22日頃で、天高く馬肥ゆる秋という言葉があるように、秋晴れの爽やかな日が続きます。

18.霜降(そうこう):9月中気

霜降(そうこう)は、秋が深まるとともに朝晩の冷え込みが厳しくなり、朝霜が降りる頃です。

時期は10月23日~11月6日頃で、モミジやツタが紅葉し、農作物の収穫など人々や動物たちの冬仕度が始まります。

霜降は朝晩の冷え込みで朝霜が降りる頃

冬の二十四節気

冬の季節における、二十四節気の種類や時期、意味を紹介します。

19.立冬(りっとう):10月節気

立冬(りっとう)は、暦の上では冬の始まりで、木枯らしが吹き北風が身にしみる頃です。

時期は11月7日~21日頃で、周辺が冬枯れの景色に変わり、初雪の知らせが届くと冬の佇まいへと変わっていきます。

立冬は冬の始まり、木枯らしが吹き初雪が降る頃

20.小雪(しょうせつ):10月中気

小雪(しょうせつ)は、全国的に寒さが厳しくなり、雪が降り始める頃です。

時期は11月22日~12月6日頃で、街も人も一気に冬支度へ移り、感謝の気持ちを贈るお歳暮の準備をする期間でもあります。

お歳暮については、下記記事で解説していますのでご参考ください。

21.大雪(たいせつ):11月節気

大雪(たいせつ)は、山だけでなく街中にも雪が降り始め、本格的に冬が到来する頃です。

時期は12月7日~21日頃で、動物たちは冬ごもりの準備をし、クマが冬眠に入るのもこの時期といわれています。

22.冬至(とうじ):11月中気

冬至(とうじ)は、1年で最も昼の時間が短く、夜が最も長くなる頃です。

時期は12月22日~1月5日頃で、栄養価の高いカボチャを食べたり、柚子湯に浸かったりする習慣があります。

冬至は夜の時間が最も長くなり、柚子湯に浸かる習慣がある

23.小寒(しょうかん):12月節気

小寒(しょうかん)は、寒の入りともいい、寒さが厳しく冬本番となる頃です。

時期は1月6日~19日頃で、春に向けて生き物たちも少しずつ動き出し、寒中見舞いもこの時期に出します。

寒中見舞いについては、下記記事で解説していますのでご参考ください。

24.大寒(だいかん):12月中気

大寒(だいかん)は、1年のうちで最低気温が記録され、氷点下に達する地域も多くなる頃です。

時期は1月20日~2月3日頃で、寒さが最も厳しい一方で、鶏が卵を産んだり山野草が咲いたりして、春の足音が聞こえ始めます。

以降は、春の季節で先述した、立春(2月4日~18日頃)となり季節を繰り返していきます。

大寒は1年で氷点下に達する地域も多くなり、山では樹氷が見られる

七十二候の分け方と特徴

七十二候(しちじゅうにこう)は、二十四節気をさらに細分化し、72等分した暦です。

古代中国で考案された季節を表す方式の1つで、二十四節気の各節気(約15日)をそれぞれ約5日ごとに、初候・二候・三候で3等分し、1年を72つに分けた期間を指します。

1年を72等分にした七十二候は、それぞれの季節や時期に応じた気象の変化や、動植物の行動を表す短い言葉になっているのが特徴です。

例えば、「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」はウグイスが鳴き始める頃、「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」は初夏にカエルが鳴き始める頃を表現しており、季節を5日ずつ短く区切ることで季節の移ろいを細かく示しています。

カレンダー

次の項では、春夏秋冬4つの季節別に、すべての二十四節気と七十二候を一覧形式で紹介します。

春の七十二候

春の七十二候を、二十四節気ごとに紹介します。

立春(2月4日頃~)

1.東風解凍(はるかぜこおりをとく)
2.黄鶯睍睆(うぐいすなく)
3.魚上氷(うおこおりをいずる)

雨水(2月19日頃~)

4.土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)
5.霞始靆(かすみはじめてたなびく)
6.草木萠動(そうもくめばえいずる)

啓蟄(3月5日頃~)

7.蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)
8.桃始笑(ももはじめてさく)
9.菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

春分(3月20日頃~)

10.雀始巣(すずめはじめてすくう)
11.桜始開(さくらはじめてひらく)
12.雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)

清明(4月4日頃~)

13.玄鳥至(つばめきたる)
14.鴻雁北(こうがんかえる)
15.虹始見(にじはじめてあらわる)

穀雨(4月19日頃~)

16.葭始生(あしはじめてしょうず)
17.霜止出苗(しもやみてなえいづる)
18.牡丹華(ぼたんはなさく)

春の二十四節気と七十二候に定められた言葉の意味・時期を、下記記事で解説していますので併せてお読みください。

夏の七十二候

夏の七十二候を、二十四節気ごとに紹介します。

立夏(5月5日頃~)

19.蛙始鳴(かわずはじめてなく)
20.蚯蚓出(みみずいずる)
21.竹笋生(たけのこしょうず)

小満(5月20日頃~)

22.蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)
23.紅花栄(べにばなさかう)
24.麦秋至(むぎのときいたる)

芒種(6月5日頃~)

25.蟷螂生(かまきりしょうず)
26.腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)
27.梅子黄(うめのみきばむ)

夏至(6月21日頃~)

28.乃東枯(なつかれくさかるる)
29.菖蒲華(あやめはなさく)
30.半夏生(はんげしょうず)

小暑(7月7日頃~)

31.温風至(あつかぜいたる)
32.蓮始開(はすはじめてひらく)
33.鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)

大暑(7月23日頃~)

34.桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)
35.土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)
36.大雨時行(たいうときどきふる)

夏の二十四節気と七十二候に定められた言葉の意味・時期を、下記記事で解説していますので併せてお読みください。

秋の七十二候

秋の七十二候を、二十四節気ごとに紹介します。

立秋(8月8日頃~)

37.涼風至(すずかぜいたる)
38.寒蝉鳴(ひぐらしなく)
39.蒙霧升降(ふかききりまとう)

処暑(8月23日頃~)

40.綿柎開(わたのはなしべひらく)
41.天地始粛(てんちはじめてさむし)
42.禾乃登(こくものすなわちみのる)

白露(9月7日頃~)

43.草露白(くさのつゆしろし)
44.鶺鴒鳴(せきれいなく)
45.玄鳥去(つばめさる)

秋分(9月23日頃~)

46.雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)
47.蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)
48.水始涸(みずはじめてかるる)

寒露(10月8日頃~)

49.鴻雁来(こうがんきたる)
50.菊花開(きくのはなひらく)
51.蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)

霜降(10月23日頃~)

52.霜始降(しもはじめてふる)
53.霎時施(こさめときどきふる)
54.楓蔦黄(もみじつたきばむ)

秋の二十四節気と七十二候に定められた言葉の意味・時期を、下記記事で解説していますので併せてお読みください。

冬の七十二候

冬の七十二候を、二十四節気ごとに紹介します。

立冬(11月7日頃~)

55.山茶始開(つばきはじめてひらく)
56.地始凍(ちはじめてこおる)
57.金盞香(きんせんかさく)

小雪(11月22日頃~)

58.虹蔵不見(にじかくれてみえず)
59.朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)
60.橘始黄(たちばなはじめてきばむ)

大雪(12月7日頃~)

61.閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)
62.熊蟄穴(くまあなにこもる)
63.鱖魚群(さけのうおむらがる)

冬至(12月22日頃~)

64.乃東生(なつかれくさしょうず)
65.麋角解(さわしかつのおつる)
66.雪下出麦(ゆきくだりてむぎのびる)

小寒(1月6日頃~)

67.芹乃栄(せりすなわちさかう)
68.水泉動(しみずあたたかをふくむ)
69.雉始雊(きじはじめてなく)

大寒(1月20日頃~)

70.欵冬華(ふきのはなさく)
71.水沢腹堅(さわみずこおりつめる)
72.雞始乳(にわとりはじめてとやにつく)

冬の二十四節気と七十二候に定められた言葉の意味・時期を、下記記事で解説していますので併せてお読みください。

終わりに

春夏秋冬の四季だけではない、季節を表す二十四節気や七十二候。

二十四節気は、太陽の動きに基づき、1年を24つの節気に分けた季節の移り変わりを季語のような言葉にしたものです。

七十二候は、二十四節気をさらに細分化し、1年を72つに分けて表現した言葉で、気象の変化や動植物の行動を表しています。

古代中国で考案された季節を表す方式として、天気予報などがなかった時代から季節の移り変わりを知る手段として、主に農家の人たちにとっては今でも欠かすことのできない暦です。

二十四節気の美しい2字の言葉、七十二候の気象や動植物を表す短文から、数多くある季節の意味がわかることで、より深い季節感のある365日を過ごせるといいですね。

二十四節気や七十二候は、季節の移り変わりを知る手段として主に農家の人たちにとっては必要な暦
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