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E-E-A-TやYMYL、PREP、PDCAなど…似ているようで違う紛らわしい英語のIT用語を総まとめ

2023年7月28日

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E-E-A-TやYMYL、PREP、PDCAなど…似ているようで違う紛らわしい英語のIT用語とは

E-E-A-TやYMYL、PREP、PDCA、AISAS、PASONA。

あなたは、アルファベットで組み合わせられた、これらIT用語をご存知でしょうか。

インターネットの普及に伴い、近年で英語で構成されたWeb用語を目にしたり耳にしたりする機会が増えています。

特に、英語4文字の用語が目立ち、その英単語は何を意味するのか。

どんな目的や働きがあり、どういう時にどう意識し使ったらいいのか、紛らわしいという方も多いのではないでしょうか。

今回は、E-E-A-TやYMYL、PREP、PDCAといった紛らわしい英字によるIT用語の意味や由来を簡単に紹介します。

特に、Webサイトやブログを運営する方にとって、記事コンテンツの作成やマーケティングに役立つ要素としてご参考になれば幸いです。

YMYL

YMYLのイメージ図

YMYLは、「Your Money or Your Life」の頭文字をとった略称で、直訳すると「あなたのお金、あなたの人生」という意味です。

お金や生活、健康などといった人生において意思決定を要する局面で、影響を与えるテーマやトピックを扱うWebサイトのことを指します。

重要な専門的知見を要する情報は、Googleの検索品質ガイドラインの中で「YMYL」として位置づけられ、コンテンツの品質をより正確性や信頼性が確立されるよう厳格に扱われます。

そしてYMYLは、Google品質評価ガイドラインの項目で定義されている「E-A-T」と深く関わりがあり、SEO対策が欠かせません。

もし、YMYLに該当するジャンルのWebサイトやブログを展開する場合は、著者情報を明記したり、正確な情報で裏付けができる形にしたりする対策が必要です。

YMYLについては、下記記事も併せてご参考ください。

YMYLの意味から扱い方、Google評価の状況、該当するジャンルの例や理由、SEO対策のポイントを解説しています。

E-E-A-T(旧:E-A-T)

E-E-A-Tのイメージ図

E-E-A-Tは、Experience(経験)・Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性)の頭文字をとった略称です。

Googleが独自に定めた良質なWebサイトを評価する基準のことで、前身の「E-A-T」に、経験の「Experience」が追加されました。

E-E-A-Tを考慮してWebサイトの品質を高めれば、SEOにおいて効果が期待できます。

つまり、E-E-A-Tを考慮して運営しなければ、Webサイトの品質が上がらないという意味を指します。

具体的には、特定のトピックやテーマを網羅して明確な文章が書けていなかったり、関連ページの作成や関連ページ同士の相互リンクができていなかったり、SNSなどの外部サービスを通じたPRが疎かになったりすることが挙げられます。

E-E-A-Tについては、下記記事も併せてご参考ください。

E-E-A-Tの意味やGoogle評価を高めるポイント、YMYLとの関係などを簡潔に解説しています。

PDCAサイクル

PDCAサイクルのイメージ図

PDCAサイクルは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)のプロセスを順に実施するマネジメントサイクルの1つです。

1950年代に、品質管理の父といわれるW・エドワーズ・デミングが、マネジメントの品質を高めようという概念で提唱したフレームワークです。

最後のActionをCheckの結果から、最初のPlanの内容を継続や修正、破棄のいずれかにして、次のPlanに結びつけます。

このプロセスを繰り返すことによって、品質の維持・向上および継続的な業務改善を推進するマネジメント手法を指します。

PDCAサイクルについては、下記記事も併せてご参考ください。

PDCAサイクルの意味やプロセスのイメージ、類似するPDSAサイクルとの違いも解説しています。

PREP法

PREP法のイメージ図

PREP法は、Point(結論)・Reason(理由)・Example(具体例)・Point(結論)の頭文字をとった略称です。

日常生活やビジネスにおいても役立つ文章構成で、論理的な文章を書くための型として使われます。

文章の始めに要点となる「結論」や主張を伝えてから、結論に至った「理由」を説明し、その理由に説得力をもたせる「事例」「データ」を提示した上で、最後にもう一度「結論」の要点を述べる構成です。

PREP法については、下記記事も併せてご参考ください。

PREP法の使い方やメリット・デメリットを踏まえながら、活用シーン例や例文も解説しています。

PASONAの法則

新PASONAのイメージ図

PASONAの法則は、ユーザーを購入・申し込みなど購買に結びつける一連の流れでマーケティング戦略に使われる手法です。

消費者の購買行動を促しやすいメッセージの伝え方を示した商品・サービスを売るための法則として、1999年にマーケターである神田昌典氏が考案しました。

PASONAは、Problem・Affinity・Solution・Offer・Narrow down・Actionの頭文字からきており、6つの単語の並びが、そのままPASONAの法則におけるメッセージの順序を示しています。

簡潔には「問題を提起する」→「親近感」→「解決策・提案」→「限定性・希少性」→「行動を促す」の順になります。

PASONAの法則については、下記記事も併せてご参考ください。

PASONAの概念や新旧の違いから、使い方とイメージ例を解説していますので、マーケティングへの一助になれば幸いです。

AISAS

AISASのイメージ図

AISASは、消費者が商品・サービスの選定から契約・購入に至るまでの行動プロセスを段階分けしたものです。

マーケティング理論の1つで、Attention(注意)・Interest(興味)・Search(検索)・Action(行動)・Share(共有)の5つの頭文字からきており、「AISASの法則」と呼ばれることもあります。

古くから活用されてきたAIDMAと同じく、マーケティング戦略を考える際に役立つフレームワークです。

AISASやAIDMAについては、下記記事も併せてご参考ください。

AISASにおける消費の5段階ステップやAIDMAとの違い、AISASを使ったマーケティングの事例を解説しています。

終わりに

E-E-A-TやYMYL、PREP法、PDCAといったアルファベットで構成された、意味が似ているようで実は違う紛らわしいIT用語。

PDCAサイクルには類似するPDSAサイクルがあり、AISASと似ている消費者の購買行動モデルとしてAIDMAがあります。

また、PASONAの法則には、新旧で異なる型があるなど、留意することがたくさんあります。

これらの用語は、Google評価のためのSEO対策や、ビジネスにおけるWebマーケティングに必要な要素です。

特に、インターネット社会でWebサイトやブログを運営していくにあたって、重要な意味をもっていますので、ヒントの1つとして活用していきたいものですね。

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