
E-E-A-TやYMYL、PREP法、PDCA、PASONAの法則・・・。
英字で組み合わせられた、これらの用語の意味をご存知でしょうか?
インターネットの普及に伴い、ここ近年でアルファベットで構成されたWeb用語を目にしたり耳にしたりする機会が増えてきたような気がします。
特に英語4文字の用語が目立ち、その英単語は何なのだろうか。
どういう意味でどんな目的や働きがあるのか、これからどう意識したらいいのか、紛らわしいという方も多いのではないでしょうか?
今回は、E-E-A-TやYMYL、PREP法、PDCAといった紛らわしい英字によるIT用語の意味や由来を簡単に紹介しながら、具体的な使い方も別記事にありますので併せて確認してみましょう。
特にWebサイトやブログを運営する方にとって、記事作成に役立つ要素をもっていますのでご参考ください。
YMYL

YMYLは、「Your Money or Your Life」の頭文字をとった略称で、直訳すると「あなたのお金、あなたの人生」という意味です。
お金や生活、健康などといった人生において意思決定を要する局面で、影響を与えるテーマやトピックを扱うWebサイトのことを指します。
重要な専門的知見を要する情報は、Googleの検索品質ガイドラインの中で「YMYL」として位置づけられ、コンテンツの品質をより正確性や信頼性が確立されるよう厳格に扱われます。
そしてYMYLは、Google品質評価ガイドラインの項目で定義されている「E-A-T」と深く関わりがあります。
もしあなたが、YMYLに該当する分野のWebサイトを展開する場合は、著者情報を明記したり、正確な情報で裏付けができる形にしたりする対策が必要です。
YMYLについては、下記の記事で詳しく解説していますのでご参考ください。
E-E-A-T(旧:E-A-T)

E-E-A-Tは、「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の頭文字をとった略称です。
Googleが独自に定めた良質なWebサイトを評価する基準のことで、前身の「E-A-T」に、経験の「Experience」が追加されました。
E-E-A-Tを考慮してWebサイトの品質を高めれば、SEOの良い効果が期待できるわけです。
それは、E-E-A-Tを考慮しなければ、Webサイトの品質が上がらないという意味を指します。
具体的には、特定のトピックやテーマを網羅して明確な文章が書けていなかったり、関連ページの作成や関連ページ同士の相互リンク(内部リンク)、SNSなどの外部サービスを通じたWebサイトのPR・宣伝が疎かになることが挙げられます。
E-E-A-Tについては、下記の記事で詳しく解説していますのでご参考ください。
PDCAサイクル

PDCAサイクル(Plan-Do-Check-Act cycle)は、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)のプロセスを順に実施するマネジメントサイクルの1つです。
1950年代に、品質管理の父といわれるW・エドワーズ・デミングが、マネジメントの品質を高めようという概念で提唱したフレームワークです。
最後のActをCheckの結果から、最初のPlanの内容を継続や修正、破棄のいずれかにして、次のPlanに結びつけます。
このプロセスを繰り返すことによって、品質の維持・向上および継続的な業務改善を推進するマネジメント手法を指します。
PDCAサイクルについては、下記の記事で詳しく解説していますのでご参考ください。
PREP法

PREP法(プレップ法)は、日常生活やビジネスにおいても役立つ文章構成で、論理的な文章を書くための便利な型(フレームワーク)です。
Point(結論)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(結論)の頭文字をとった略称です。
文章の始めに要点となる「結論」や主張を伝えてから、結論に至った「理由」を説明し、その理由に説得力をもたせる「事例」「データ」を提示した上で、最後にもう一度「結論」の要点を述べる構成となります。
PREP法については、下記の記事で詳しく解説していますのでご参考ください。
PASONAの法則

PASONAの法則(パソナの法則)は、ユーザーを購入・申し込みなど購買に結びつける一連の流れでマーケティング戦略に使われる手法です。
消費者の購買行動を促しやすいメッセージの伝え方を示した商品・サービスを売るための法則として、1999年にマーケターである神田昌典氏が考案しました。
「Problem」「Agitation」「Solution」「Narrow down」「Action」の頭文字からとった略称で、6つの単語の並びがそのままPASONAの法則におけるメッセージの順序を示しています。
簡潔には「問題を提起する」→「共感」→「解決策・提案」→「限定性・希少性」→「行動を促す」の順になります。
PASONAの法則については、下記の記事で詳しく解説していますのでご参考ください。
AISAS

AISAS(アイサス)とは、消費者が商品・サービスの選定から契約・購入に至るまでの行動プロセスを段階分けしたものです。
マーケティング理論の1つで、「Attention(注意)」「Interest(興味)」「Search(検索)」「Action(行動)」「Share(共有)」の5つの頭文字からきており、「AISASの法則」と呼ばれることもあります。
古くから活用されてきたAIDMA(アイドマ)と同じく、マーケティング戦略を考える際に役立つフレームワークです。
AISASについては、下記の記事で詳しく解説していますのでご参考ください。
終わりに
以上で、E-E-A-TやYMYL、PREP法、PDCAといった英字4~5文字で構成される紛らわしいIT用語の意味や由来を紹介しました。
これらの用語は、Google評価のための対策やビジネスにおけるWebマーケティングに必要な要素ですが、特にインターネット社会でWebサイトやブログを運営していくにあたって、重要な意味をもっていますのでヒントとしてご参考になれば幸いです。