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Webサイトやブログを運営する上で覚えておきたいIT用語解説<Part-3・職業編>

2023年4月10日

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IT用語解説Part-3・職業編イメージ

WebサイトやWordPressブログなど、コンテンツを作る上で飛び込んでくるIT用語。

聞き慣れない言葉が次々と出てくるIT用語の数々には、横文字やアルファベット、略語が多く、直感的に理解できないことがたくさんあります。

あらゆる用語を展開しているWebサイトを調べても、手短な解説でいいのに長い文章が続く説明が続くことも多いでしょう。

また、その説明の中に、別の知らない専門用語が入ってくると、さらにその用語を調べなければならなくなり、気がつけば想像以上に時間が過ぎていくこともあります。

今回は、Webサイトやブログを運営する上で、最低限押さえておきたい職業関連のIT用語を紹介し、どういった職業があり、どういった役割をもっているのかわかりやすく解説します。

エンジニア

エンジニアといえば、ひと昔前は機械や電気などの工学者や技術者のことを指していましたが、デジタルメディアの普及により、近年ではIT業界でのエンジニアを意味することが多くなっています。

IT関連のエンジニアとは、コンピュータやインターネット関連の技術者のことです。

昨今、コンピュータが個人のものとなり、タブレットやスマートフォンが登場したことで、エンジニアの分野も広がりました。

それにより、1つのエンジニアの職種が細分化されたり専門的になったりと、職業自体が進化を続けています。

エンジニアの仕事は多岐にわたり、10種以上の職種に分類されるといわれており、中でも以下の職種は、IT業界の中でも中心的な役割をもっています。

プログラマー(PG)

プログラマーは、システムの設計を担当するシステムエンジニアと連携して、実際に求められているプログラム言語のコードを書く技術者です。

PHPプログラマー、Javaプログラマー、アプリケーションプログラマーなどと区別されることもあります。

プログラミング言語の知識はもちろんですが、設計されたコードを書いて、その通りに動作しない時はシステムの欠陥を見つけ、システムエンジニアに指摘する役割です。

そのため、システムエンジニアとスムーズにコミュニケーションがとれることが重要で、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、プログラミング言語の資格をもっていると有利です。

システムエンジニア(SE)

SEという言葉を聞くと、知っている方も多いでしょう。

システムエンジニアは、システム開発の全工程に関わる技術者で、クライアントの要求をプログラムに反映させる職業です。

クライアントの要望を汲み取り、どのようなシステムを作るか、設計から開発、完成後のテスト、導入までを担当します。

自らプログラミングを行うだけではなく、クライアントとの交渉や仕様の確定も行う役割があります。

クライアントとプログラマーとの間に立ち、プレゼンテーションや説得など状況に応じたコミュニケーション能力も求められます。

プログラマーに仕様を伝えるシステムの知識に加えて、クライアントの業界に関連する知識を学ぶ必要もあります。

ネットワークエンジニア(NE)

ネットワークエンジニアは、コンピュータネットワークを専門的に扱う技術者で、ネットワークシステムの設計・構築を行い、構築後は運用・保守を中心にデータ通信に関わります。

例えば、メールやサーバー、ルータ、ファイアウォールなどといったハード・ソフト両面の知識が求められ、組織内の全従業員がネットワークを効率よく利用できるようにする役割です。

資格でいえば、ネットワーク機器の最大手シスコシステムズ社が実施するCCNAのほか、ネットワークスペシャリスト試験、経営学修士号(MBA)などがあります。

ルータとは
インターネットなどネットワークの中継・転送機器の1つです。
どういう経路でデータを配信するかデータの転送経路を選択・制御する機能をもち、複数の異なるネットワーク間の接続・中継に必要不可欠なハードウェアです。

ファイアウォールとは
ネットワーク間で通信をさせるかどうかを判断し許可もしくは拒否する仕組みです。
内外の通信を中継・監視し、外部のネットワーク攻撃や不正なアクセスから内部のネットワークを防御・保護するためのソフトウェアや機器などのことです。

Webエンジニア

Webエンジニアは、インターネット上で提供されるWebサイトやECサイトなどの設計・開発を行う技術者です。

Web上のシステムに特化し、Webアプリケーションの開発も行います。

JavaやJavaScrptなどのプログラミング言語を使い、クライアントのニーズに沿ってグラフィックやアプリケーション、コンテンツを管理します。

マークアップエンジニア

マークアップエンジニアは、HTMLのマークアップ言語を用いたコーディングを行い、Webサイトの文書構造を記述する技術者で、テキストデータにタグを埋め込む職業です。

Webデザイナーが制作したデザインをWebサイトに具現化するのが仕事で、プログラマーと同様「コーダー」と呼ばれることもあり、マークアップはWebデザインの良し悪しを左右します。

そのため、単なるコーディングをするだけでなく、ユーザーの視点に立ってマークアップできることが重要になります。

フロントエンジニア

フロントエンジニアは、Webサイトにおいて、ユーザーの目にする部分や操作する部分の開発を行う技術者です。

前述のマークアップエンジニアとの大きな違いは、HTMLだけでなくCSSやJavaScript、PHPといった言語を使ってコーディングすることです。

また、単なるコーダーとしての役割だけでなく、デザインセンスも問われる「Webデザイナー」としての役割もあります。

Webサイトは、PCだけでなく、スマートフォンやタブレットで閲覧されることもあるため、どの端末で見ても問題がないような対応に関する知識も必要となります。

他にもセールスエンジニアやインフラエンジニアなど、エンジニアの中でもさまざまな専門的な役割があり、それぞれに必要なスキルや知識も異なります。

Webデザイナー

Webデザイナーは、WebサイトやWebサービスの制作において、配色やレイアウトなどといったデザインを主に担当します。

見た目だけでなく、視認性や回遊性といったユーザビリティも含めて作成することも重要な役割です。

Webサイトの設計図となるワイヤーフレームを他の担当者と一緒に作り、実際にコードを記述し、見た目を形にしていく作業も行います。

そのため、HTML・CSSなどフロントエンドのコーディングスキルのほか、IllustratorやPhotoshopなどといったグラフィックソフトで、画像処理・作成できることなどデザイン全般の知識が必要になります。

場合によっては、仕様書やデザインデータの通りに、正確にコーディングするスキルも求められるでしょう。

Webコーダー

Webコーダーは、Web業界ならではの職種の1つで、会員登録や購入といったバックエンドの機能ではなく、Webサービスやアプリなどの見た目を制御するのが主な仕事です。

別名で「マークアップエンジニア」ともいわれていますが、会社によってはWebデザイナーと呼ぶ場合もあります。

終わりに

以上で、WebやIT分野における職業に関するIT用語について解説しました。

IT業界では、技術の進化が早い一方で、エンジニアは不足がちといわれており、得意分野や専門知識があれば、スペシャリストとして重宝される可能性も十分にあります。

技術は日々進歩しているため、勉強し続けなければならないのがITの世界ですが、その分仕事として大きなやりがいを見つけることもできるでしょう。

以下の記事では、IT関連の職業に最も関係が深い制作関連用語を紹介しています。

Webサイトを制作する時に欠かせない知識や方法を、簡潔に解説していますので併せてお読みください。

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