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Webコンテンツ作りに役立つ最低限のIT用語・解説付き<職業編>

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Webサイトやブログなど、コンテンツを作る上で飛び込んでくるIT用語。
皆さんは、次から次へと入ってくるIT用語の数々をどこまで把握できているでしょうか?

あらゆる用語を解説しているWebサイトを調べても、手短な説明で理解できたらいいのに長い文章が続く内容だったりしませんか?
特にその解説の中に別の知らない専門用語が混ざってくると、さらにその用語を調べなければならなくなり気がつけば時間が過ぎていくこともあるでしょう。

そこで今回は、Webサイトやブログを運営する上で最低限覚えておいた方がいい職業関連のIT用語を紹介し、どういった職業があってどういった役割をもっているのか簡潔にわかりやすく解説していきます。

エンジニア

エンジニアといえば、ひと昔前は機械や電気などの工学者や技術者のことを指していましたが、現在ではIT業界でのエンジニアを意味することが多くなっています。

IT関連のエンジニアとは、コンピュータやインターネット関連の技術者を指します。
昨今、コンピュータが個人のものとなり、タブレットやスマートフォンが登場したことで、エンジニアの分野も広がりました。
それにより、1つのエンジニアの職種が細分化されたり専門的になったりと、職業自体が進化を続けています。

エンジニアの仕事は多岐にわたり、10種以上の職種に分類されるといわれており、中でも以下の職種は中心的な役割をもっています。

プログラマー

プログラマーは、システムの設計を担当するシステムエンジニアと連携して、実際に求められているプログラム言語のコードを書くことです。
PHPプログラマー、Javaプログラマー、アプリケーションプログラマーなどと区別されることもあります。

プログラミング言語の知識はもちろんですが、設計されたコードを書いてその通りに動作しない時はシステムの欠陥を見つけ、システムエンジニアに指摘する役割です。

そのため、システムエンジニアとスムーズにコミュニケーションがとれることが重要で、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、プログラミング言語の資格をもっていると有利です。

システムエンジニア(SE)

SEという言葉を知っている方は多いでしょう、システムエンジニアはシステム開発の全工程に関わるエンジニアで、クライアントの要求をプログラムに反映させることです。

クライアントの要望を汲み取り、どのようなシステムを作るか、設計から開発、完成後のテスト、導入までを担当します。
自らプログラミングを行うだけではなく、クライアントとの交渉や仕様の確定も行う役割があります。
クライアントとプログラマーとの間に立ち、プレゼンテーションや説得など状況に応じたコミュニケーション能力も求められます。

プログラマーに仕様を伝えるシステムの知識に加えて、クライアントの業界に関連する知識を学ぶ必要もあります。

ネットワークエンジニア

コンピュータネットワークを専門的に扱うエンジニアで、ネットワークシステムの設計、構築を行い、構築後は運用・保守を中心にデータ通信に関わります。

例えば、メールやサーバー、ルータ、ファイアウォールなどといったハード・ソフト両面の知識が求められ、組織内の全従業員がネットワークを効率よく利用できるようにする役割です。
資格でいえば、ネットワーク機器の最大手シスコシステムズ社が実施するCCNAのほか、ネットワークスペシャリスト試験、経営学修士号(MBA)などがあります。

Webエンジニア

インターネット上で提供されるWebサイトやECサイトなどの設計・開発を行うエンジニアです。
Web上のシステムに特化し、Webアプリケーションの開発も行います。
JavaやJavaScrptなどのプログラミング言語を使い、クライアントのニーズに沿ってグラフィックやアプリケーション、コンテンツを管理します。

マークアップエンジニア

HTMLを使ってWebサイトの文書構造を記述するエンジニアで、テキストデータにタグを埋め込む役割があります。

プログラマーと同様「コーダー」と呼ばれることもあり、マークアップはWebデザインの良し悪しを左右します。
そのため、単なるコーディングをするだけでなく、ユーザーの視点に立ってマークアップできることが重要になります。

フロントエンジニア

Web サイトにおいて、ユーザーの目にする部分や操作する部分の開発を行うエンジニアです。
先の「マークアップエンジニア」との大きな違いは、HTMLだけでなくCSSやJavaScript、PHPといった言語を使ってコーディングすることです。
また、単なるコーダーとしての役割だけでなく、デザインセンスも問われる「Webデザイナー」としての役割もあります。

Webサイトは、PCだけでなく、スマートフォンやタブレットで閲覧されることもあるため、どの端末で見ても問題がないような対応に関する知識も必要となります。

他にもセールスエンジニアやインフラエンジニアなど、エンジニアの中でもさまざまな専門的な役割があり、それぞれ必要なスキルや知識も異なります。

Webデザイナー

WebサイトやWebサービスの制作において、配色やレイアウトなどといったデザインを主に担当します。
見た目だけでなく視認性や回遊性といったユーザビリティも含めて作成することも重要です。

Webサイトの設計図となるワイヤーフレームを他の担当者と一緒につくり、実際にコードを書いて見た目を形にしていく作業が主になります。
そのため、HTML・CSSなどフロントエンドのコーディングスキルのほか、IllustratorやPhotoshopなどAdobeなどのグラフィックソフトで画像処理・作成できることなどデザイン全般の知識が必要になります。

場合によっては、仕様書やデザインデータの通りに正確にコーディングするスキルも求められるでしょう。

Webコーダー

Web業界ならではの職種の1つで、会員登録や購入といったバックエンドの機能ではなく、Webサービスやアプリなどの見た目を制御するのが主な仕事です。
別名で「マークアップエンジニア」ともいわれていますが、会社によってはWebデザイナーと呼ぶ場合もあります。

IT業界では技術の進化が早い一方で、エンジニアは不足がちといわれており、得意分野や専門知識があれば、スペシャリストとして重宝される可能性も十分にあります。

技術は日々進歩しているため、勉強し続けなければならないのがITの世界ですが、その分仕事として大きなやりがいを見つけることもできるでしょう。

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