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Webサイトやブログを運営する上で覚えておきたいIT用語解説<Part-5・制作編>

2023年4月12日

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IT用語解説Part-5・制作編イメージ

WebサイトやWordPressブログなど、コンテンツを作る上で飛び込んでくるIT用語。

聞き慣れない言葉が次々と出てくるIT用語の数々には、横文字やアルファベット、略語が多く、直感的に理解できないことがたくさんあります。

あらゆる用語を展開しているWebサイトを調べても、その説明の中に別の知らない専門用語が混ざってくると、さらにその用語を調べなければならなくなり、気がつけば時間が過ぎていくこともあるでしょう。

今回は、Webサイトやブログを運営する上で、最低限押さえておきたい制作関連のIT用語を紹介し、どういった名前があり、どういった機能や使い方があるのかわかりやすく解説します。

ウェブページ(WP)

ウェブページ(Webページ、WP)とは、Webサイトの基本的な構成単位となる1枚の文書のことです。

Webブラウザなどで、1枚の面を1度に表示されるデータのまとまりで、文字や画像、図表、音声、動画、プログラミング言語など、さまざまな要素を組み合わせていきます。

標準的なWebページは、HTML(Hypertext Markup Language)と呼ばれるマークアップ言語を使って記述されたテキストファイルと、ページ内に埋め込んで表示するよう指定された画像ファイルなど外部のデータから構成されたものです。

HTMLファイルの中には、見出しや文章などを表示する文字データが記述されているほか、特殊な記法により文書全体や各構成要素の構造や設定、レイアウト、見栄えなどに関する指示や設定が記載されています。

近年では、見栄えに関する情報はCSSと呼ばれる別の言語で記述し、さらにCSSファイルとして画像などと同じように文書本体から分離されることが多いです。

JavaScript(ジャバスクリプト)などの言語で、簡易なプログラム(スクリプト)を記述することもでき、動きのある効果や閲覧者による対話的な操作などを実現することができます。

ランディングページ(LP)

ランディングページ(LP)とは、商品やサービスを紹介したり宣伝したりする1ページ完結型のページです。

アピールしたい商品やサービスの情報を1ページに集約することで、ユーザーに商品の注文や問い合わせ、資料請求などのアクションを促す効果があるため、そこへ導く画面構成が重要になります。

また、ランディングページは、Webサイトの訪問者が外部からそのサイトにやってくる際、最初に開くことになるページともいえます。

特に、他のサイトに広告を出稿する際にリンク先として指定する自サイト内のページのことをいいます。

Webサイトの訪問者が必ずしもトップページを最初に訪れるとは限らないこと、他サイトのリンクや広告などを経由したり、検索エンジンの検索結果ページからサイト内の深い階層にある特定のページを開く場合があります。

そのため、ユーザーの目的とサイトの内容が一致していない場合、離脱に繋がる恐れがあります。

その離脱を防ぐためにも、ファーストビューに訴求力のある要素を配置したり、コンバージョン(成果)に結びつくボタンをページ内に繰り返し設置するなど、さまざまな目的によってページ内の情報設計やデザイン、文章を工夫して制作する必要があります。

広告の内容や配信先、配信対象などが複数のパターンに分かれる場合は、それぞれに対応したランディングページを用意し、サイト上での商品購入など最も効果的に成果が得られるよう工夫することが多いです。

コンバージョンの達成を目的として作成されるランディングページは、作り方や運用方法次第では、売上に大きく影響するため、企業にとっては最も価値の高いWeb施策といえるでしょう。

HTML(エイチティーエムエル)

HTMLは、HyperText Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)の略で、Webページを作るための基本的なマークアップ言語の1つです。

普段、あなたがWebブラウザで見ているWebページのほとんどが、HTMLのコードを用いて作られています。

HTMLを使用することによって、Webページ内の基本的な構造を指定することができるわけです。

CSS(シーエスエス)

CSSは、Cascading Style Sheets(カスケーディングスタイルシート)の略で、WebサイトやWebページの装飾を設定するために、HTMLと組み合わせて使用するプログラミング言語です。

Webページの画面に表示される要素の色やサイズ、表テーブルなどレイアウトを構築する時に、CSSのコードを用いて整形されています。

プリンタなどの機器で、印刷・出力される際の出力スタイルもCSSを使って指定されています。

JavaScript(ジャバスクリプト)

JavaScriptは、オブジェクトを埋め込むスクリプト言語の1つで、Webページに動きをつけるためのプログラミング言語です。

Webページを構成するHTML内に埋め込むことで、Webページにさまざまな機能を加えることができるため、HTMLやCSSでは表現できない、動きのある要素を作ることができます。

例えば、マウスの動きに合わせてデザインが変化したり、画面をスクロールした時にメニューが表示されたりするなど、複雑なWebページの展開を可能にします。

名前が似ていますが、Javaとは全く異なる別のプログラミング言語です。

Java(ジャバ)

Javaは、Sun Microsystems社が開発したオブジェクトのプログラミング言語です。

C言語やC++から多くの構文を引き継ぎ、Java仮想マシンの提供によって複数のプラットフォーム間での移植性が高いといわれています。

企業のサーバーからPDA、スマートフォンなどの携帯機器、組み込み系まで、多くの分野で活用されています。

PHP(ピーエイチピー)

PHPは、動的にWebページを作るためのスクリプト言語で、HTMLに埋め込むことでWeb開発で頻繁に用いられます。

お問い合わせフォームやワード検索機能、ログイン機能などを実装できるほか、ECサイトやSNSを作ることが可能です。

使用頻度の高いスクリプト言語にJavaScriptがありますが、大きな違いはコードがどこで処理されるかにあります。

JavaScriptは、Webページを閲覧しているWebブラウザ側がコードを受け取り、そこで処理が行われまずが、PHPはサーバー側で処理されます。

ファーストビュー

ファーストビューとは、WebサイトやWebページが画面に表示された際に、最初に画面内に表示された領域のことです。

スクロールなどの操作をしなくても見ることができる範囲で、最も重要な内容を配置するべきとされています。

一般的にはページの上端からどの範囲までファーストビューに表示されるかは、閲覧者の画面の大きさやWebブラウザのウィンドウの大きさなどにより異なり、横幅を固定したデザインではブラウザ環境によって右側が途切れることがあります。

制作側でファーストビューについて議論する際には、実際の閲覧者の表示サイズから平均サイズを求めたり、広い方から一定の割合の閲覧者でファーストビューとなるサイズを求めたりすることが多いです。

Web広告の配信事業者の中には、掲載サイトに対し、ファーストビューの中に一定の数の広告を盛り込むことを要求しているところもあります。

ユーザビリティ

ユーザビリティ(usability)とは、機器やソフトウェア、Webサイトなどの使いやすさ、使い勝手のことを指します。

利用者が対象を操作して目的を達成するまでの間に、迷ったり、間違えたり、ストレスを感じたりすることなく使用できる度合いを表す概念です。

終わりに

以上で、WebサイトやWebページを制作する上で使われるIT用語について解説しました。

Webサイトやブログを構築するためには、多くの言語を用いる必要があり、どういった場合にどんな手法を使えばいいのか、知るきっかけになれたなら幸いです。

そして、読者のニーズや使いやすさを追求していきながら、より良い画面構築や運営を目指していきたいですね。

以下の記事では、IT関連の職業に関する用語を紹介しています。

Webサイトやブログを構築・運営する技術者について、簡潔に解説していますので併せてお読みください。

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