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WordPressブログに使える写真・イラストのフリー画像素材サイトおすすめ11選

2023年3月24日

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写真・イラストのフリー画像素材

記事を投稿する際の視覚的要素として欠かせない、写真・イラスト。

写真やイラストといった画像素材には、実は視覚効果だけではない、重要な役割があるのをご存知でしょうか。

また、ブログで使える画像素材サイトはどれなのか、フリー素材とあるけど勝手に画像を使っていいのか、と疑問に思い、画像の使い方に悩む方も多いでしょう。

今回は、Webサイトやブログに使える写真・イラストのフリー素材・画像素材サイトを、商用利用や加工、クレジット表記の可否、会員登録の条件なども含めて紹介します。

また、ブログで画像を使う目的や効果、画像を使用する際の注意点なども解説しますので、併せてご参考になれば幸いです。

この記事では、基本的に無料で提供・配布しているサイトに絞っていますが、有料サイトでも無料でダウンロードできることがわかると、記事に最も適した画像探しの幅が広がることでしょう。

ブログに画像を使う目的や役割

ブログは、文章を中心として成り立っているコンテンツですが、適度に画像を配置することも重要です。

ブログに画像を挿入する目的や役割としては、主に以下の3つが挙げられます。

アイキャッチ画像:読者の目を引きやすい

アイキャッチ画像は、一般的に記事ページの最上部、つまり記事タイトル直下に設置される画像のことです。

読者が一番最初に目にするビジュアル要素で、記事の看板、顔ともいえる重要な要素になります。

ブログ内の記事一覧や他の記事への内部リンクで、記事タイトルと一緒に配置される、記事のアイコン代わりになる役割があります。

記事のタイトルやテーマに関連の深い画像を選んだり、記事を要約する文字列を入れたりすることで、クリックしてもらえる可能性が高まります。

また、SNSの代表格ともいえるTwitter(X)では、URLを投稿する際のサムネール画像としても表示されます。

文字だけの記事タイトルよりも、記事の内容を視覚的に表現するアイキャッチ画像が加わる方が読者の興味を引くため、記事への誘導効果がアップします。

イメージ画像:内容をイメージしやすい

情景や説明などを文字だけで説明するのは難しいため、見出し下や本文内などにイメージとして画像を使う目的もあります。

文章だけで伝えるには、書き手のテクニックと読み手の読解力、両方が必要です。

写真やイラストを使うことで、記事の主題や説明をイメージしやすくなり、読者が記事の意図や情報を理解しやすくなります。

例えば、見出し下の画像はこの後に説明される本文のイメージがしやすくなり、本文内の画像は記事の内容をイメージしやすくなるため、読者の理解度が高まります。

イメージ画像は、見出しの直下に挿入するのが一般的ですが、記事全体にメリハリがついたり、段落の区切りが明確になるため、読者の離脱を防ぐ効果が期待できます。

また、文字だけの文章を読んでいると、どうしても疲れてしまうため、記事の途中でイメージ画像を入れると、読み疲れ防止になり、いわゆる箸休め的な効果もあります。

挿絵・挿し画:記事が読みやすくなる

ブログで使う画像は、記事の内容を補足したり解説するための挿絵にもなります。

挿絵(さしえ)は、イラストレーションの一種で、雑誌や書籍など文字が主体となる媒体において、読者の理解を助けるために挿し込まれる絵のことです。

ブログも文章が中心となるWeb媒体のため、この挿絵と同じように文章の内容を補足する目的で画像を添えます。

文字だけが並んだ記事はとても読みにくく、読者の集中力が切れたり飽きたりして、途中で読むのを止めてしまいがちです。

文章の途中にビジュアルとして、写真やイラスト、図解を挟むことで読者の目が休まり、記事が読みやすくなります。

場面転換など、よいタイミングで画像を挟むと記事にメリハリもつきます。

また、文字だけでは伝えられない細かなニュアンスや、説明が長くなり過ぎてしまう情報も、画像を使うことでわかりやすく伝えることができる良さもあるでしょう。

次項では、Webサイトやブログで写真やイラストを使うために、便利なフリー素材や画像素材の探し方や使い方がわからない方のために、無料で提供するおすすめサイトを紹介します。

写真系フリー画像素材サイト

写真を素材として、無料配布しているフリー素材・画像素材サイトを紹介します。

pixabay

pixabayのトップページ画面

pixabay(ピクサベイ)は、ドイツの会社が運営するフリー素材サイトで、画像・イラスト・動画・音楽などの素材が2600万点を超えます。

プロの手による解像度の高いきれいな素材が豊富なため、Webサイトやブログをおしゃれにしたい、高級感を表現したいケースに適したサイトです。

当サイト内でワード検索をすると、上部と下部にSutterstockの写真も一覧表示されますが、こちらは有料素材サイトのため注意してください。

商用利用:〇
加工:〇
クレジット表記:任意
会員・ユーザー登録:不要
有料プラン:なし

Unsplash

Unsplashのトップページ画面

Unsplash(アンスプラッシュ)は、米国・シアトルの会社が運営しているフリーの画像素材サイトです。

一定以上の撮影技術があるフォトグラファーが撮影した高クオリティの素材を提供しているのに完全無料で利用できます。

枚数制限や会員登録も必要なく、著作権フリーで商用利用が許可されているため、安心して利用が可能です。

無料の会員登録をしておくと、お気に入りの素材をコレクションファイルに保存したり、ファイルごとに内容を整理したりと便利に使えます。

海外発のサイトのため、当初は日本語表記ではありませんでしたが、現在では日本語に対応しているため、英語が苦手な方でも問題なく利用できるでしょう。

商用利用:〇
加工:〇
クレジット表記:任意
会員・ユーザー登録:なし
有料プラン:なし

写真AC

写真ACのトップページ画面

写真ACは、イラストACや動画ACなどを姉妹サイトにもつグループサイトで、総会員数が1100万人を超える日本最大級のフリー素材サイトです。

登録ユーザーが写真を投稿する仕組みで、日本発の日本人が利用しやすい写真を売りとするため、日本をモデルとした人物や日本らしい風景などの写真が豊富に揃っています。

一方で、登録ユーザーが自由に写真を投稿できるため、プロらしくない写真も多く出てきます。

フリー素材・無料画像サイトの多くは会員登録不要で利用できますが、写真ACは会員登録が必要で、無料ダウンロード会員は1日にダウンロードできる数、検索回数に制限があります。

有料のプレミアム会員になると、制限解除や人気順検索、待ち時間ゼロなど便利に使えますが、筆者個人としては無料ダウンロード会員のままでも不自由はありません。

そして写真ACは、同じグループにイラストや動画、印刷系テンプレートなどの素材を配布するサイトがあり、同じ会員アカウントでグループサイトやサービス・AI画像ツールを使えるため、無料会員登録だけでもしておくと便利です。

商用利用:〇
加工:〇
クレジット表記:任意
会員・ユーザー登録:必要
有料プラン:あり(1,635円〜/月額、年間払いの場合は月額換算で1,338円)

ぱくたそ

ぱくたそのトップページ画面

ぱくたそは、日本人や日本風景の素材が多いサイトですが、特に個性的な人物を中心とした写真素材が豊富です。

人物写真は、肖像権使用の許諾(モデルリリース)を取得しているため、安心して人物の写真を使用することができます。

時事ネタや企業とのコラボ写真素材も多く使いやすいですが、印象的な写真が多いため、ぱくたその写真とわかってしまう点には留意したいものです。

そして、ぱくたそのいちばん大きな特徴として、全ての写真素材が無料でダウンロードできます。

しかも無料なのに会員登録は必要なく、写真のダウンロード数にも制限はありません。

商用利用:〇
加工:〇
クレジット表記:なし
会員・ユーザー登録:不要
有料プラン:なし

O-DAN(検索専用)

O-DANのトップページ画面

O-DAN(オーダン)は、フリー素材や無料画像を配布しているサイトではなく、商用利用可能な写真画像を検索できるサービスサイトです。

トップページの検索窓に任意の文字列を入力すると、44ものある海外のフリー素材サイトをまたがって一括検索し、検索ワードにマッチした写真素材をピックアップ表示してくれます。

画像素材を配布しているサイトごとに一覧で表示されるシステムですが、注意点は有料・無料問わず検索されることです。

使いたい画像素材を見つけたら、掲載・提供元の素材配布サイトで利用規約を確認してから使いましょう。

商用利用:掲載・提供サイトによる
加工:掲載・提供サイトによる
クレジット表記:掲載・提供サイトによる
会員・ユーザー登録:なし
有料プラン:なし

写真系フリー画像素材サイト・番外編

写真素材を条件付きで、無料配布しているフリー素材・画像素材サイトを紹介します。

Adobe Stock

Adobe Stockのトップページ画面

Adobe Stock(アドビストック)は、Adobeが運営するさまざまなストック素材サービスで、PhotoshopやIllustratorという画像制作ソフトを利用する方ならすでにご存知でしょう。

他のサービスと違うのは、写真やイラスト以外にも、音声や短い動画素材も扱うのが特徴です。

Adobe Stockを利用するには、Adobeの会員登録が必要ですが、新規会員登録後は、30日間の無料体験となり、期間中に通常ライセンス素材10点を無料でダウンロードできます。

無料体験期間の終了前に解約した場合は、解約料はかかりませんが、無料体験終了後は年間契約が必要です。

Adobe Stockは、基本的に年間プランと月々プランの有料サイトですが、未使用ライセンス分は翌月に繰り越しできます。

例えば、通常ライセンス素材10点の3,828 円/月プランを契約したとして、当月に5点しかダウンロードしなかった場合、消化できなかった未使用5点分を翌月に持ち越しでき、最大120点まで繰り越しできます。

商用利用:〇
加工:〇(エディトリアルアセットなど一部除く)
クレジット表記:不要
会員・ユーザー登録:必要
有料プラン:あり(3,828円〜/月額、※年間プランで最初の30日間は解約料不要)

Canva

Canvaのトップページ画面

Canvaは、無料で使えるデザインプラットフォームです。

人物・自然・食べ物・背景など幅広いジャンルにわたって、商用利用可能なフリー素材を無料でダウンロードできます。

Canvaの大きな特徴は、画像素材を探せるだけでなく、画像をそのまま使ってデザインを作成できるところです。

50万点に及ぶデザインテンプレートの中から選んで、フリー画像を使ったWebバナーやポスター、パンフレット、名刺などを作成できます。

商用利用:〇
加工:〇
クレジット表記:不要
会員・ユーザー登録:必要
有料プラン:あり(1,500円/月、年間払いは10,000円)

イラスト系フリー画像素材サイト

イラストを素材として、無料配布しているフリー素材・画像素材サイトを紹介します。

イラストAC

イラストACのトップページ画面

イラストACは、写真系フリー素材サイトで紹介した、写真ACの姉妹サイトです。

他にも、動画ACやシルエットACなどグループサイトとして展開しており、総会員数は1100万人以上を誇ります。

背景・人物イラストなどが豊富に揃っており、ブログの外観デザインから記事内の画像まで広く使えます。

写真ACと同じく、イラストACも会員登録が必要で、無料ダウンロード会員は1日にダウンロードできる数、検索回数に制限があります。

いらすとや

いらすとやのトップページ画面

いらすとやは、人物・動物・風景などの定番からマニアックなイラストまで、累計で2万5000点(2021年1月時点)を超える豊富なイラストを提供しているサイトです。

季節やイベント、動物など多ジャンルにわたり、同じテイストの素材が揃っているため、ブログ全体の統一感を出すことができます。

Frame illust

Frame illustのトップページ画面

Frame illustは、チラシやポスター、ポストカードといった印刷物から、Webサイトやブログ、SNSなどのネット媒体まで、さまざまな媒体で利用できる無料イラスト素材サイトです。

幅広いカテゴリ別で比較的探しやすく、特にフレーム飾り枠やライン罫線、背景のイラストを中心にストックしています。

ソコスト

ソコストのトップページ画面

ソコストは、PNG・SVG・EPS形式でダウンロードできるイラスト素材サイトです。

人物やビジネス系が中心で、似たテイストで汎用性があるため、あらゆる場面で使いやすく、統一感をもたせることができます。

主に人物のバリエーションが豊富で、赤ちゃんからお年寄りまで年代別に用意されており、またイラストの一部の色を変更することもできます。

フリー素材という定義・意味

フリー素材というのは、著作権フリーの著作物のことで、つまり誰でも利用できる写真・イラスト・動画・フォント・音楽データなどのことを指します。

フリーというと、無料というイメージがありますが、著作権フリーという意味もあるため、有料素材として提供しているケースもあります。

いずれにしても、フリー素材はコストをかけることなく手軽に利用できるので、最近では個人だけではなく、企業での利用も広がりつつあります。

ただ、フリー素材の使用用途を制限している提供・配布サイトもあるため、実際に利用する際には必ず利用規約を確認してください。

ブログにフリー素材を使う時の注意点

フリー素材は、どんな使い方をしてもいいわけではありません。

各フリー素材・画像素材サイトで許可されている範囲が記された利用規約(ご利用条件、ライセンスについて)を確認し、使い方のルールを知っておきましょう。

利用規約を読んだ上で、以下の注意点も確認しましょう。

(1)商用利用はできるか

まず、商用利用できるかどうかを確認しましょう。

商用利用とは、金銭の発生するWebサイトでの利用のことを指し、商用利用に該当するケースは、一例として以下の通りです。

  • 雑貨などに素材をプリントして販売する
  • アフィリエイト広告を掲載するブログで使用する
  • 企業案件を扱うブログで使用する

(2)クレジット表記は必要か

クレジット表記とは、著作権表示、コピーライト表記ともいわれ、著作権者名を画像やイラストと一緒にキャプションなどで記載することをいいます。

利用規約によっては、配布サイト名や提供元のURL、写真の撮影者名、素材の提供者名など細かい記載が必要です。

また、クレジット表記にリンク機能をつけ、提供・配布元や著作権者のWebサイトにアクセスできるよう求められることもあります。

(3)改変や加工はできるか

改変とは、配布された素材を編集することです。

画像であれば、文字を書き込んだり、必要な部分を切り抜いたりすることが改変となります。

また、縦横比の変更、色や明るさの変更、他の画像と組みあわせることも改変に該当します。

どの改変が禁じられているかは、提供・配布元によって異なるため、それぞれの利用規約を確認してください。

終わりに

以上で、フリー素材・画像素材サイトの紹介を中心に、ブログにおける画像・イラストの使い方や重要性、注意点について解説しました。

記事コンテンツに使用する画像・イラストは、特徴や色味に統一感をもたせることで、ブログ全体のクオリティを高めることができます。

せっかくならテキストだけではなく、自分の書く記事に合う画像素材を取り入れて、より親切で彩り豊かな記事を作っていきましょう。

以下の記事では、ブログの記事を初投稿するまでに必要な初期設定フローを説明しています。

WordPressやテーマとは何か、WordPressを利用するために必要な準備も簡潔に紹介していますので併せてお読みください。

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