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不成就日とは?してはいけないことや大安が重なった日の過ごし方は?

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文字通り、何事も成就しない日といわれている不成就日(ふじょうじゅび)。

不成就日は、一粒万倍日や天赦日、寅の日などといった吉日とは違い、選日と呼ばれる凶日のひとつです。

凶日というと不吉な印象がありますが、不成就日とはどういった意味があるのか
その日は何をしたらいいのか、やってはいけないことがあるのか。
また、一粒万倍日や大安などといった開運日と重なった場合はどうなるのか。

今回は、週に1回程度の頻度でやってくる不成就日にしてもよいこと、してはいけないことを解説します。

不成就日とは?

不成就日(ふじょうじゅび・ふじょうじゅにち)と読み、十干十二支の組み合わせによって吉凶を判断する「選日(せんじつ)」のひとつで、何事も成就しない凶日です。
何かを始めることにも適さない日で、何をしてもうまくいかない、何をしても良い結果にならない、願い事が叶わない日という意味があります。

この日には結婚や開店、契約、相談・願い事などは避けた方が良いといわれています。
不成就日が一粒万倍日や大安、天赦日といった吉日と重なると、その運気が削ぎ落とされるといわれているため、その日は静かに過ごした方が良いそうです。
なお、必ずしも縁起の悪さが万倍になるということではありませんのであまり気にしなくてもいいでしょう。

選日とは?
カレンダーでよく目にする大安や仏滅は六曜といわれますが、不成就日は干支の組み合わせによりその日の吉凶を占う日を「選日(せんじつ)」と呼びます。

不成就日にして良いこと

ゆっくりと過ごす

もちろん、家で静かに過ごすことに問題はありません。
頑張りすぎている身体と心を労り休ませるいいきっかけにもなります。

解約・離婚・お葬式など

物事をスタートさせるのには向いていない日ですが、逆に物事を終わらせることに問題はありません。
契約の解除や解約、お葬式などはこの日に行うという方も多いです。

ただ、六曜と同じように科学的な根拠はないので、気にしないということも大事でしょう。
大切な日と重なっていることが後からわかった時でも、気持ちを切り替えて前向きに考えていきましょう。
何よりもご自身で運気を呼び込むことが大切です。

不成就日にしてはいけないこと

結婚・入籍

不成就日に避けた方がいい行動の代表的なこととして、婚姻・入籍などがあります。

願い事・相談事

願い事や相談事も叶う可能性がなくなるため、止めておきましょう。

習い事や契約など新しいこと

新しいもの、特に財布のような商品の買い替えや、習い事を始める日などもこの日を避けた方が良いでしょう。
財布の買い替えには、一粒万倍日や天赦日といった日に行うことがおすすめです。
また、契約関係などにも向かない日とされています。

赤ちゃんの命名

命名日などは日程調整が可能だと思いますので、この日を外すことが大切です。

2023年の不成就日

  • 1月5日(木)、13日(金)、21日(土)、24日(火)
  • 2月1日(水)、9日(木)、17日(金)、21日(火)
  • 3月1日(水)、9日(木)、17日(金)、23日(木)、31日(金)
  • 4月8日(土)、16日(日)、20日(木)、28日(金)
  • 5月6日(土)、14日(日)、23日(火)、31日(水)
  • 6月8日(木)、16日(金)、22日(木)、30日(金)
  • 7月8日(土)、16日(日)、23日(日)、31日(月)
  • 8月8日(火)、18日(金)、26日(土)
  • 9月3日(日)、11日(月)、16日(土)、24日(日)
  • 10月2日(月)、10日(火)、15日(日)、23日(月)、31日(火)
  • 11月8日(水)、16日(木)、24日(金)
  • 12月2日(土)、10日(日)、17日(日)、25日(月)

赤字は大安です。

大安と重なった場合は?

結婚式や引っ越しなどを縁起の良い大安に…と決めたのに、不成就日と重なっていた場合はどうしたらいいのでしょうか?
何事にも縁起が良いとされる大安と、良くないとされる不成就日。
どちらがどうなるのか混乱してしまいそうですが、この場合は不成就日の方を気にした方がいいです。

大安も不成就日も科学的根拠がない迷信なので、「不成就日のほうが影響が強い」という明確な理由はありません。
しかし、よほどの事由がない限りはその日を選ぶよりも他の吉日を選ぶほうが無難であるといえます。

ただ、暦注にこだわりすぎると身動きが取れなくなってしまいますので、生活に支障のない範囲で良い日を選べるといいですね。

以上で、何事もうまくいかない不成就日について紹介しました。

ただ、気にしすぎてしまうと言動がかなり制限されてしまうので、ひとつの目安として留めておくことが大切です。

以下の記事では、一粒万倍日をはじめ、天赦日や寅の日、巳の日など、吉日とされる開運日についてまとめていますので併せてお読みください。

一粒万倍日

一粒万倍日は、日本における縁起のいい日(吉日)の1つで、“一が万倍になる”との意味があり、日本人が農耕民族だった時代に「1つの籾(もみ)が、万倍の籾をつけた稲穂に育つように」と、作物の豊作を願ったことがこの日の発祥となっています。
「地に蒔いた一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になる」という意味を持つ吉日で、物事を始めるのに最適とされています。
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天赦日

天赦日は、「天が万物の罪を赦(ゆる)す日」といわれている暦の上でもっとも吉日とされている日です。
結婚や入籍といった慶事などに向いているのはもちろん、さまざまな障害が取り除かれることから躊躇していたことを始めるのにもおすすめの日です。
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六曜

六曜は、暦に記載される暦注(れきちゅう)のひとつです。
大安・先勝・友引・先負・赤口・仏滅の6つの曜からなり、日にちの吉凶を占う指標として使われています。
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