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化粧水や乳液など基礎化粧品の特徴や役割とは?正しいスキンケアで健康的な肌を

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正しいスキンケアは基礎化粧品を知ることから

季節の変わり目や体調の変化などで、肌が荒れやすくなったら。

そんな時には、肌の健康を促し守るためにも、普段からのスキンケアが欠かせません。

また、いつも使っているアイテムなのに、突然肌の調子が悪くなったらスキンケアの見直しが必要です。

スキンケアといっても種類はさまざまで、具体的にはどういったものが必要で、どんな意味や効果があるのか、具体的にはあまり知らない方も多いでしょう。

今回は、肌の健康を維持するためにも、絶対に欠かせないスキンケアの基本と必要性について紹介します。

スキンケアの種類やそれぞれの目的・役割を知っておくことで、肌の調子を整えやすくなるでしょう。

近年では、男性でも化粧品を購入したり、スキンケアをしたりすることは珍しくなくなっているため、初めてスキンケア化粧品を購入し、使おうと思っている方にもご参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

颯彩(ふーあ)

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スキンケアの基礎とそれぞれの役割

朝の洗顔後や夜の風呂上がりなどで、水分が蒸発し乾燥した肌を守るためには、最低限のお手入れが必要です。

その肌のお手入れとなるスキンケアには、基礎化粧品として化粧水・乳液・美容液に分けられます。

化粧水

化粧水は、洗顔後の乾燥を防ぐために、肌に水分を与え保湿力を高めます。

乳液

乳液は、化粧水で与えた水分を繋ぎ止め、保湿力を持続させます。

美容液

美容液は、特定の肌悩みや目的に働きかけて、集中ケアをします。

クリーム

クリームは、油分で肌の表面に蓋をして、潤いを閉じ込めます。

次項では、化粧水・乳液・美容液に分けて、それぞれの特徴や役割を説明します。

化粧水の特徴と目的・役割

化粧水の特徴・役割

化粧水は、水分を多く含むスキンケアアイテムで、肌に潤いを与えたり、失った肌の水分を補給したりする役割があります。

特に、洗顔後の乾燥しやすくなった肌へ、最初に水分を与えるのに欠かせないアイテムです。

また、化粧水をつけた後に使う乳液や美容液の浸透を促すなど、肌のモイスチャーバランスを整え、肌を柔らかくする効果もあります。

化粧水のほとんどは透明な液状であることが多く、洗顔の後に使用し、乳液や美容液の前に使用するのが基本的な流れです。

化粧水を使わないと、肌内部の水分が不足してしまい、紫外線などの外部刺激から守り乾燥させないようにするバリア機能が低下するリスクがあります。

化粧水のメリット・効果

化粧水を使うメリットや効果は、主に以下の通りです。

・洗顔、入浴などで失われた水分を与え、潤いを保つ
・化粧水の後に使うスキンケアアイテムを馴染みやすくする
・肌のモイスチャーバランスを整え、肌を柔らかくする

化粧水は、皮膚に水分や保湿成分を補給し、そのほとんどは透明な液状(精製水)であることが多いです。

また、化粧水は、皮脂の分泌を整え、滑らかにする機能をもちます。

化粧水のデメリット・注意点

化粧水をつけすぎると、肌のバリア機能が低下して、かゆみやニキビ、たるみなどを引き起こす可能性を高めます。

また、乾燥をさらに引き起こし、かゆみやニキビなどにつながります。

保湿を高めるためには、化粧水をできるだけ多めにつけることが望ましいですが、適量を心がけ、つけすぎたなと思ったらティッシュオフするなど調整しましょう。

乳液の特徴と目的・役割

乳液の特徴・役割

乳液は、化粧水で与えた水分を繋ぎ止め、保湿力を持続させる役割があります。

化粧水で肌に潤いを補給しても、油分が不足していると、その水分がすぐに蒸発して潤いが逃げてしまうことになります。

肌の水分を蒸発するのを防ぐためには、乳液で油分を補うことが必要です。

また、乳液は、硬くなった角層を柔らかくして滑らかな肌へと導いてくれます。

乳液のメリット・効果

乳液を使うメリットや効果はさまざまで、主に以下の通りです。

・化粧水によって潤った肌の水分が蒸発しないように閉じ込める
・乾燥などで硬くなった角層を柔らかくし、滑らかな肌に導く
・潤いを保つことで、乾燥による小じわを目立たなくする

乳液は、肌の水分と油分をバランスよく補う役割があります。

乳液を使わないと油分が不足し、肌がごわつくだけではなく、化粧水だけではせっかく与えた水分(潤い)が蒸発してしまい、乾燥が加速する可能性もあります。

乳液のデメリット・注意点

乳液をつけすぎると、毛穴が詰まって炎症を引き起こし、ニキビや吹き出物、毛穴の黒ずみといった肌トラブルを招きやすくなります。

乳液は、化粧水に比べて油分を多く含んでいるアイテムです。

特に、皮脂の分泌が多いおでこから鼻にかけてのTゾーンは、テカリやベタつきの原因にもなるため、乳液の量を調節するとよいでしょう。

美容液の特徴と目的・役割

美容液の特徴・役割

美容液は、特定の肌トラブルや肌悩みに働きかけて、集中ケアをする役割があります。

化粧水や乳液が肌を整え、潤いを保つ目的であるのに対して、美容液はハリ・弾力、毛穴、美白など、目的に合わせて高い美容効果を発揮するアイテムです。

美容液の種類は多岐にわたり、例えば保湿や美白、しみ・しわ、目の下のクマなど、プラスアルファで集中ケアをすることで効果を得られます。

いわば救世主的な存在で、保湿成分や美白成分などの成分が、他の基礎化粧品よりも高濃度で配合されているため、値段も比較的高価であることが多いです。

美容液は必要?不要?

美容液に求める期待値が高いこともあってか、美容液は必要なのか、美容液は使っても意味がない、などの意見もあるでしょう。

美容液が必要かどうかは、目的に応じて求める効果や人によって異なるため、メリット・デメリットにおいては一概にはいえません。

一般的に10代~20代ぐらいの肌であれば、水分量があり潤いが保たれているため、化粧水と乳液のスキンケアだけでも十分かもしれません。

一方、30代以降になると、徐々に肌の水分量が減少して乾燥が進み、また、代謝が悪くなり、ターンオーバーが乱れることも肌トラブルを招く1つの原因になります。

そんなあらゆる肌悩みに対して、化粧水と乳液だけで不十分な場合は、美容液をプラスするものひとつの方法でしょう。

クリームの特徴と目的・役割

フェイスクリームの特徴・役割

クリームは、スキンケアの最後のステップで使用するアイテムで、肌に油分を与える保湿効果と、化粧水などの潤い成分の蒸発を防ぐ蓋の役割があります。

そして、肌から水分が逃げないように蓋をするのは、乳液にも同じことがいえます。

クリームも、乳液と似た役割があることから、その違いを説明していきます。

クリームと乳液の違い(1)配合

クリームと乳液の大きな違いは、油分による補給です。

両方ともに、以下の3つの成分で構成されますが、その潤い成分の配合が異なります。

・水分
・保湿成分(水溶性タイプ)
・エモリエント成分(油溶性タイプ)

乳液は、肌を柔らかくしながら保湿するものであるため、水分や水溶性・油溶性の潤い成分ともに、バランスよく配合されています。

一方、クリームの方は油溶性のエモリエント成分の比率が多く、水分の比率が乳液よりも低いです。

保湿という意味では、クリームも乳液も同じですが、乳液は肌に潤いを「与える」のが目的で、クリームは油分の膜で肌に潤いを「閉じ込める」のが役割になります。

クリームと乳液の違い(2)質感

クリームも乳液も保湿が中心ですが、つけた後の質感が異なります。

乳液は、クリームと比べると水分の割合が多いため、液状で瑞々しいのが特徴です。

水分と油分をバランスよく配合しているため、滑らかで伸びがよく、角質層への浸透力も高いほか、つけた後の肌触りもさらっとしています。

一方、クリームは、油分が多めに配合されているため、やや硬めのテクスチャーです。

水分の蒸発をできるだけ防ぐために、肌に蓋をする役割をもつため、つけた後の肌触りはややベタつきがありしっとりとしていますが、油分が多い分、乳液よりも保湿が長く維持でき、バリア機能も強くなります。

クリームと乳液の選び方

クリームと乳液の違いがわかると、乳液だけで十分といえるでしょうが、クリームは肌のバリア機能を強化し、健やかな肌を保つ特徴があります。

結論からいうと、皮脂が出やすいオイリー肌の人は、乳液がおすすめです。

乳液は、つけた際の肌触りがべたつきにくく、さらっとしています。

これは、乳液に配合されている保湿成分に水溶性タイプの潤い成分が多いためです。

特に暖かい季節は、皮脂も出やすくなるため、油分が多めに配合されているクリームよりも、さっぱりした乳液の方が向いています。

そして、乾燥肌の人は、クリームがおすすめです。

クリームも高い保湿力がありますが、エモリエント成分という油溶性タイプの潤い成分が多く配合されています。

特に空気が乾燥する季節は、肌も乾燥しがちなため、クリームの油分で肌の水分を閉じ込めておくのが適しています。

ただし、クリームはやや硬めのテクスチャーであるため、朝のメイク前に使用するとメイク崩れの原因になるケースもあるため、夜のスキンケアに向いているでしょう。

また、油分で肌荒れしやすい人は、つける量を調節した方がいいです。

基本的なスキンケア方法

正しいスキンケアのやり方

スキンケアをする上で、化粧水・乳液・美容液などをつける順番が決まっています。

ここでは、基本的なスキンケアの手順を説明します。

(1)クレンジング

メイクをした日はもちろん、すっぴんで過ごした時も汗や皮脂などの汚れを落とすために、クレンジングをすることをおすすめします。

(2)洗顔

クレンジングが終わったら、洗顔を行います。

手を逆さにしても垂れてこない硬さになるまで洗顔料を泡立てて、肌全体を包み込むように洗うことが基本です。

泡の量が少ないと、顔全体に洗顔料がいき渡らず、汚れをしっかり落とせないため注意しましょう。

洗顔ブラシや泡立てネットなどを使うと、泡立ちがよく便利です。

(3)ブースター(導入美容液)

ブースターは、化粧水や美容液などのスキンケア効果を高めるために、化粧水の前に使用するアイテムです。

商品によっては「導入美容液」「プレ化粧水」と呼ばれることもあります。

保湿は、肌質や年齢を問わず重要ですが、特に肌の皮脂量や水分量が減少して、肌悩みが増える30代以降に取り入れたいスキンケアです。

(4)化粧水

化粧水やローションは、水分を角層まで浸透させやすくするために、さらさらとした透明な液状のものが多いです。

手のひらにとって顔に馴染ませるのがおすすめですが、コットンを使用する場合は、しっかりと化粧水を染み込ませる必要があります。

コットンに化粧水が十分に浸透していないと肌に摩擦を与えてしまい、肌トラブルの原因になる恐れもあります。

(5)美容液

化粧水で肌に水分を与えたら、美白やエイジングなど、肌の状態や悩みによって美容液を使用します。

美白やハリ、しわなど、目的に合わせた成分が配合されている美容液は、実は化粧水をつけ終わったタイミングでつけます。

(6)乳液

美容液で必要な成分を補給した後は、乳液をつけて潤いを繋ぎ止めていきます。

乳液は、油分が含まれているため、基本的にしっとりとしたテクスチャーです。

脂性肌や混合肌の方は、Tゾーンなどベタつく部分を薄めに、乾燥肌の方や目元・口元・頬など乾燥しやすい部分には、乳液を重ねづけするとよいでしょう。

(7)クリーム

乳液の後は、油分の多いクリームで潤いを閉じ込めますが、乳液とほぼ同じ目的・役割をもつため、どちらか片方だけ使うなどして使い分けても問題ありません。

乳液とクリームは、前述通り配合されている油分の量が違うため、質感や使用感も異なります。

そのため、季節や肌質、その時の肌の状態に合わせて使い分けることが重要です。

汗をかきやすい夏や皮脂が出やすいオイリー肌などの場合は、乳液だけでスキンケアを終わらせてもよいでしょう。

空気が乾燥しやすい冬は、クリームでしっかりと潤いを保つことが必要です。

注意点

ただし、肌のタイプや調子によっては、クリームを使わない場合がありますので、個々の肌質に合わせて使用することをおすすめします。

※化粧品ブランドによっては、一番最初に乳液を使うパターンもあるため、利用するアイテムの手順に従ってスキンケアを行いましょう。

スキンケアに関するQ&A

スキンケアに関する疑問や不明点を、Q&A形式でまとめました。

化粧水が浸透したサインは?

化粧水が浸透したサインは手のひらで肌を触ってみる

化粧水の後につける乳液は、化粧水が肌になじんでからがよいとされています。

つけた化粧水が適量で肌になじんだかどうかは、手のひらで肌を触り、吸いついてくる感覚があるかで判断します。

化粧水が浸透すると肌の温度が下がるため、つける前よりもひんやりと温度が下がった感じがしたら、化粧水が浸透している証拠です。

化粧水はコットンより手でつけた方がいい?

コットンを使って化粧水をつける時はたっぷりと

化粧水を手でなじませることで、コットンを使うよりも肌への摩擦が軽減できるのがメリットです。

肌が不安定で、肌荒れしやすい方は、コットンによる刺激を避けて、手でケアするのがよいでしょう。

一方、コットンを使う場合、肌への摩擦を避けるために十分に化粧水を染み込ませる必要があり、コットンに含まれた分の化粧水が無駄になり、コストが多くかかるというデメリットもあります。

オールインワンクリームやジェルはどうなの?

オールインワンは悪くないけど…

オールインワンは、化粧水・乳液・美容液・クリームの美容成分が1つまとまったスキンケアアイテムです。

一度に使うことで手間を省ける点では、効率的で使いやすいメリットがありますが、それぞれに配合された特定の成分量を調整することはできません。

また、どの成分が肌に必要なのか不要なのか、肌質との相性でも良し悪しもわからないデメリットがあります。

そのため、肌にとってその時に必要な成分や相性のいい成分を補うことができず、肌トラブルが悪化してしまうことがあるため、注意が必要です。

入浴後、風呂上がりのスキンケアは?

洗顔後や風呂上がりにはすぐにスキンケアを

化粧水は、入浴後や洗顔直後に使うのがポイントです。

風呂上がりや洗顔直後は、顔に油分がないため、すぐに乾燥してしまいます。

特に、髪を先に乾かそうとすると、ドライヤーの熱が顔にも当たり、乾燥を早めてしまいます。

顔が乾燥してしまう前に、できるだけ早い段階で化粧水をつけて保湿をすることが大切です。

肌荒れしている時は化粧しない方がいい?

肌が荒れている時の化粧は控える

肌荒れしている場合は、どういう状態であっても、基本的にメイクはしないことが望ましいです。

肌荒れしている時は、肌を外部からの刺激から守るバリア機能が低下していることが多く、いつも使っている化粧品でも刺激になり、メイクする時の摩擦がさらに刺激を与えることもあります。

終わりに

肌の健康を促し、守るために必要なスキンケア。

紫外線や花粉などの外部刺激による影響はもちろんですが、季節の変わり目や体調の変化などで、肌が荒れやすくなったら食生活だけではなく、スキンケアを見直すこともおすすめします。

歳を重ねるとともに肌質も徐々に変わっていき、今まで使っていたスキンケアアイテムでは、効果が出なくなることもあります。

化粧水・乳液・美容液などの基礎スキンケアをしっかり行って、肌質を改善し、健やかな肌を保っていきましょう。

基礎化粧品で正しいスキンケアを

以下の記事では、使う人を選ばないシンプルなスキンケアを提供する、無印良品・敏感肌用シリーズについて紹介しています。

敏感肌用シリーズの特徴や配合成分の役割を、口コミレビューと筆者体験付きで解説していますので、併せてご参考ください。

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