見る 旅行・観光

ジメジメした梅雨を爽やかに彩る、紫陽花が咲き誇る関東の穴場スポット5選

2023年6月5日

当サイトの記事内には広告を含む場合があります

人混みを避けてゆっくり楽しめる関東の紫陽花穴場スポット

ジメジメとした梅雨の時期に彩りを添える紫陽花(アジサイ)。

雨の日だからこそ映える紫陽花は、和の風情もあり日本中で愛されています。

中でも鎌倉では紫陽花の名所として人気がありますが、他にも知る人ぞ知る観光スポットがあるのをご存知でしょうか。

今回は、鎌倉を除く関東でおすすめの紫陽花穴場スポットを紹介します。

人が多く集まる関東エリアでも混雑をできるだけ避けて、一面に広がる紫陽花の風景をゆっくり楽しむためのご参考になれば幸いです。

紫陽花の生態や名前の由来、品種などの基本特徴については、下記記事を併せてお読みください。

この記事を書いた人

颯彩(ふーあ)

  • 当ブログ2年目、投稿記事200本以上
  • 旅トレイル・カメラ歴10年以上、ギフト100件以上
  • Web歴13年・デザイナー&コーダー時々エディタ

運営者情報を見る

小田原城

小田原城の斜面に広がる紫陽花

小田原城内では、約2500株の紫陽花が植えられており例年通りであれば6月上旬から中旬にかけて見頃になります。

石垣に広がる紫陽花

小田原城下の城壁に広がる紫陽花はブルー系統

小田原城天守閣の前を下りた本丸東堀の石垣に青や白、ピンクなど上品な色の紫陽花が一面に広がる景観は圧巻です。

一段高くなった場所には小田原城天守閣が見え、それを取り囲むように紫陽花が咲き誇ります。

真っ白な城とカラーバリエーションが豊富な紫陽花の組み合わせは、歴史情緒あふれる珍しい景色で新鮮です。

同時期には花菖蒲も

小田原城ではタイミングが重なれば紫陽花とともに花菖蒲も見られる

小田原城では紫陽花の見頃に合わせて「小田原城あじさい花菖蒲まつり」が開催され、同時期に見頃となる約1万株の花菖蒲(ハナショウブ)も楽しめます。

期間中は毎日、花菖蒲と紫陽花を照らすライトアップも行われます。

園内での照明演出は、昼間の華やかさとはまた違う幻想的な光景が楽しめます。

小田原城へのアクセス

住所神奈川県小田原市城内
交通アクセスJR「小田原」駅より徒歩10分
公式サイト小田原城

開成あじさいの里

開成町あじさいの里は規模が大きく多様多種の紫陽花が咲く

神奈川県の開成町にあるあじさいの里では、東京ドーム3.6個分の広大な水田を彩る5000株の紫陽花が広がります。

趣のある田園風景と紫陽花

開成町あじさいの里は水田も多くピンク系統の紫陽花が多い

あじさいの路を抜けると、時代を越えて広がる茅葺き屋根の瀬戸屋敷など趣のある風景が見られるのも特徴です。

6月中旬に開催される「開成町あじさいまつり」では、開成町商工振興会による約6メートルの見晴台が設置されます。

田園風景と紫陽花のコントラストを楽しめるのはもちろん、天気がよい日は富士山も見ることができます。

有料ですが、見晴台から見える景観を一度は楽しんでみてはいかがでしょうか。

開成あじさいの里の誕生

開成町あじさいの里ではアナベルも

開成町は、1977年に紫陽花が町の花として制定され「あじさいの里」が誕生しました。

未整備だった農業振興地域で、1983年より紫陽花の名所にはない田園と風景を作ろうと水田地帯の農道・水路沿いに当初は約1500株の紫陽花を植栽しました。

翌年の1984年には3600株、合計5000株を植栽しています。

植栽対象面積は17ヘクタール、植栽延長は10.6キロメートルにおよび、種類は主にガクアジサイとセイヨウアジサイです。

田植え直後の緑一色に染まった田園と紫陽花の花が虹色に咲き誇るあじさいの里が開成町に誕生しました。

開成あじさいの里へのアクセス

住所神奈川県足柄上郡開成町延沢773
交通アクセス小田急線「開成」駅より徒歩40~50分
※開成町あじさいまつり期間中はシャトルバス(有料・所要時間10分)運行
JR線・小田急線「松田」駅より徒歩25分、または箱根登山バス関本行き(8分)吉田神社入口下車徒歩1分
公式サイト開成あじさいの里

相模原北公園

相模原北公園の紫陽花

相模原北公園では、紫陽花が相模原市の「市の花」でもあることから1999年に市の人口が60万人を超えたことを記念して「アジサイ園」が開設されました。

和・洋アジサイの出会いをテーマに、和品種のホンアジサイやヒメアジサイのほかアメリカやスイスなどの外国種をあわせて約200種・10000株のアジサイが植えられています。

神奈川県でも屈指の紫陽花スポットで、丘の周囲が円形の遊歩道になっていて多数あるコースで散策できます。

3つのエリアで楽しめるアジサイ

相模原北公園のアナベルは白とイエローグリーンの絨毯のように広がる

相模原北公園のアジサイ園は、原産地ごとに以下の3つのエリアで構成されています。

アジサイの山日本産
友好のステージ北米産
アジサイの丘西洋産

相模原北公園の紫陽花は例年6月初旬にヤマアジサイが咲き始め、6月中旬にガクアジサイや西洋アジサイ、下旬には遅咲きのアナベルが見頃を迎えます。

そんな種類豊富なアジサイ園ですが、中でも一番の見どころは白と薄いグリーンの花を咲かせる北アメリカ原産のアナベルです。

白から薄い黄色、グリーンのグラデーションを描くように一面に広がる圧巻の景観は、まるで白い絨毯でため息が出るような圧巻の景色です。

公園一帯を白く染めているアナベルは見る角度や太陽の照らし具合によって見える表情が変わるため、あらゆる角度で眺めてみてください。

相模原北公園へのアクセス

住所相模原市緑区下九沢2368-1
交通アクセスJR相模線・京王電鉄相模原線「橋本」駅より神奈川中央交通バス(神奈中バス)で「北公園入口」下車徒歩2分
公式サイト相模原北公園

相模原麻溝公園

相模原麻溝公園のアナベル

相模原麻溝公園では、主に5つのゾーンに分かれて約200種・7400株の紫陽花が植えられています。

樹林広場では散策路が整備され両端に紫陽花が咲き、花の谷周辺では紫陽花以外の花とともにカラフルなエリアに包まれます。

相模原麻溝公園のヤマアジサイ

見頃の時期にはアジサイフェアが開催され、アジサイ花鉢展示やアジサイ園芸相談、アジサイ苗の配布などさまざまなイベントが行われます。

花の谷から子供の広場方面へ歩いていくとアナベルが観られ、公園入口付近一帯をアナベルが埋め尽くしています。

相模原麻溝公園のシンボル

相模原麻溝公園のシンボル、グリーンタワー

相模原麻溝公園のシンボルとなっているグリーンタワー相模原(展望塔)を背景に紫陽花の風景も収めることができます。

タワー自体は高さが55メートルあり、展望室の高さは38メートルです。

またミニ動物園もあり、孔雀やリスなどが見られます。

相模原麻溝公園に隣接する相模原公園では同じ時期に花菖蒲が見頃を迎えるため、ついでに足を延ばすことをおすすめします。

相模原麻溝公園へのアクセス

住所相模原市南区麻溝台2317-1
交通アクセスJR線「原当麻」駅より徒歩約20分
JR線「相模原」駅より相武台前駅行きバス「総合体育館前」下車徒歩2分
小田急線「相模大野」駅より女子美術大学行きバス「総合体育館前」下車徒歩2分
公式サイト相模原麻溝公園

飛鳥山公園

線路沿いを走る電車と一緒に観られる飛鳥山公園の紫陽花

東京都北区にある飛鳥山公園は、渋沢栄一ゆかりの地として知られています。

飛鳥山公園の山裾に京浜東北線の王子駅から上中里駅を結ぶ道「飛鳥の小径」があり、約350メートルの線路沿いにカラフルな紫陽花が美しいグラデーションを作り出しています。

飛鳥の小径にはガクアジサイやセイヨウアジサイなど約50種約1300株の紫陽花が植えられており、反対側には電車が通っています。

線路沿いでフェンスがあり、紫陽花と電車が一緒になった写真を撮るのに挑戦してみるのもいいでしょう。

飛鳥の小径へはJR王子駅中央口の正面に「あすかレールパーク・公園入口駅」があるので、向かって左側の道を進みます。

入り口からは紫陽花を目にできませんが、線路沿いを進むと色とりどりの紫陽花が見えてきます。

大人2人分ほどの幅しかない細い道となっていますが、頭の上に覆いかぶさるように紫陽花が咲くところもあり華やかながら迫力も感じられます。

飛鳥山公園の散策路

自然繁殖を繰り返す、飛鳥の小径の紫陽花ならではの見どころです。

同じガクアジサイでも花の縁がギザギザしているナデシコガクアジサイもあれば縁がくるんと内側に渦巻いているウズアジサイもあり、普段見られない紫陽花の形を見るのもおすすめです。

公園内の紫陽花は「飛鳥の小径」に比べると数が少ないですが、薄く淡い紫陽花が多いためまた違った景色を楽しめます。

飛鳥山公園へのアクセス

住所東京都北区王子1-1-3
交通アクセス京浜東北線「王子」駅中央口より徒歩1分
公式サイト飛鳥山公園

関東の紫陽花穴場スポットまとめ

レトロ調の家々とマッチしている紫陽花

雨が降る日にこそ映える紫陽花は、梅雨に沈みがちな気分を爽やかにしてくれます。

小田原城へは箱根観光にきたついでに寄ることもできますし、相模湾の近くにきたら相模原にくるとよいでしょう。

また都内観光の際にはぜひ飛鳥山公園へ寄り道して、こじんまりとした空間に咲く紫陽花を楽しむのもおすすめです。

人混みを避けて、広々とした紫陽花風景を観ながら清々しい気持ちになりませんか。

掲載画像について

筆者撮影、使用カメラはCannon EOS 5D MarkⅡ・OLYMPUS PEN

以下の記事では、鎌倉の紫陽花スポットを紹介しています。

海の見えるあじさいロードや鮮やかなブルーのヒメアジサイ、相模湾を一望できるあじさい路など圧巻の絶景ポイントですので併せてお読みください。

  • ブログランキング・にほんブログ村へ
  • 人気ブログランキング

-見る, 旅行・観光
-, ,