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受死日とは?やっていいこと・やってはいけないこと、十死日との違いや過ごし方

2024年9月6日

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受死日にやっていいこと・やってはいけないことは?十死日との違いや過ごし方は?

暦の中には吉日とされる大安や天赦日・一粒万倍日がありますが、逆に凶日といわれる縁起の悪い日もあります。

縁起担ぎや運気の引き寄せではあまり触れることがない凶日ですが、人生で大切な日を選ぶには凶日について知っておくことも大切です。

天赦日などが含まれる暦注下段の中で、ひと際目立つ受死日。

現在のカレンダーや暦にはほとんど記されなくなった運勢の1つで、葬儀以外はすべて大凶日とされる日です。

この日に病を患えば死ぬという悪い日ともされています。

今回は、暦の中で最も凶日とされる受死日について紹介します。

受死日にやっていいこと・やってはいけないこと、そして受死日に次ぐ凶日とされる十死日についても解説しますので人生における大切な物事を行う日を決めるためのご参考になれば幸いです。

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受死日とは

受死日は暦の中で最も凶日、特に病気関係には注意

受死日(じゅしび、じゅしにち)は、暦の中で最も凶日とされている日です。

暦注下段と呼ばれる現在ではほとんど見られなくなりましたが、もともとはカレンダーに表記されていた大凶日で百事に忌むべき日とされています。

神社などで販売されている暦では「●」で表記されていることから、別名で「黒日(くろび)」とも呼ばれています。

暦注下段については、下記記事をご参考ください。

受死日はどんな日?

受死日に病気になると命にかかわったり他の吉日が重なってもその吉運をすべて打ち消すとも…

受死日にはお葬式以外すべてやってはいけないとされ、旅行や納車などのほか入籍や結婚式、引越しなど、とくに人生における大切な行事は必ずこの日を避けるようにと伝えられた凶日です。

また受死日に病気になると命にかかわったり、他の吉日が重なってもその吉運をすべて打ち消すともされています。

  • 葬式以外は凶で、万事によくない日
  • 受死日に病を患うと死に至るといわれる
  • 病気のお見舞いや服薬、鍼灸、旅行も不吉で、タブーなことは命に関わる
  • 一粒万倍日など他の吉日が重なっても意味がないほどすべてにおいて最凶日

受死日は仏滅ほど気にされないことが多いですが、他の暦注を見る必要もないといわれるほどの最低の大悪日・大凶日です。

吉日の中で最も縁起のよい天赦日の運気やパワーも打ち消してしまうほどの影響力があるとされているため、人生にとって大切な日には避けたほうがよいでしょう。

受死日にやっていいこと

受死日は葬式・葬儀だけは行ってよい

受死日は、葬儀以外はすべて大凶日とされる日です。

おめでたいことでもないため、葬儀・葬式だけは行ってもよいとされています。

ただし六曜の友引にあたる日は亡くなった人が友を呼び寄せるともされているため、友引が重なっている日に葬式を行うのは避けたほうがいいでしょう。

六曜については、下記記事をご参考ください。

受死日にやってはいけないこと

受死日は特に病気のお見舞いや薬の服用、鍼灸はやってはいけないが…

受死日は大凶日であるため、葬式以外のすべての物事は避けるべきとされています。

とくに病気のお見舞いや服薬・鍼灸はやってはいけないことといわれています。

しかし受死日だからといって、薬を飲まないということはできません。

定期的に服用している薬なら飲まなければ身体に悪いため、それほど気にしなくてもいいです。

また入籍や結婚式、引越し、納車、旅行などのイベント事は控えるのが無難です。

受死日の過ごし方

受死日は食事や勉強など普段通りの過ごすのが最適

では、受死日にはどんな過ごし方が適しているのでしょうか。

前述で挙げた受死日にしてはいけないことを避け、心身ともに落ち着きのあるゆったりとした気持ちで過ごしましょう。

受死日だからといって何か特別なことをするのではなく、できるだけ普段通りの何でもない日と同じことをするのが最適です。

例えば最低限の勉強や仕事だけをする、無駄な言動をせずに読書をするなど静かに過ごすことが望ましいです。

食事のお誘いは断って真っすぐに帰る、大切な決め事は後日に回すなど調子の悪い日の過ごし方と同じでいいのではないでしょうか。

受死日にあたる日の決め方

受死日は干支に関係するため12日に1度くらいの頻度で巡ってくる

受死日は、その月の干支によって割り出されるため12日に1度くらいの頻度で巡ってきます。

おおよそ1ヶ月に2~3日のペースですが、仮に大安などの吉日と重なったとしても受死日の負のパワーのほうが強いとされているため注意したほうがいいでしょう。

受死日は、二十四節気の節月にあたる特定の十二支(干支)で決まります。

正月節は戌の日、二月節は辰の日、三月節は亥の日というように変化していきます。

節月ごとの干支

節月ごとの干支は、以下の通りです。

正月節(立春)戌の日
2月節(啓蟄)辰の日
3月節(清明)亥の日
4月節(立夏)巳の日
5月節(芒種)子の日
6月節(小暑)午の日
7月節(立秋)丑の日
8月節(白露)未の日
9月節(寒露)寅の日
10月節(立冬)申の日
11月節(大雪)卯の日
12月節(小寒)酉の日

現在の一般的な1月・2月とは異なり、太陰暦の旧暦とも違いますので注意してください。

参考までに2025年と2026年の節月は、以下の通りです。

2025年の節月

1月2025年2月3日~3月4日
2月2025年3月5日~4月3日
3月2025年4月4日~5月4日
4月2025年5月5日~6月4日
5月2025年6月5日~7月6日
6月2025年7月7日~8月6日
7月2025年8月7日~9月6日
8月2025年9月7日~10月7日
9月2025年10月8日~11月6日
10月2025年11月7日~12月6日
11月2025年12月7日~2026年1月4日
12月2026年1月5日~2月3日

2026年の節月

1月2月4日~3月4日
2月3月5日~4月4日
3月4月5日~5月4日
4月5月5日~6月5日
5月6月6日~7月6日
6月7月7日~8月6日
7月8月7日~9月6日
8月9月7日~10月7日
9月10月8日~11月6日
10月11月7日~12月6日
11月12月7日~2025年1月4日
12月2027年1月5日~2月3日

2025年の受死日カレンダー

2025年の受死日は、以下の通りです。

1月16日(木)
1月28日(火)
2月10日(月)
2月22日(土)
3月12日(水)
3月24日(月)
4月12日(土)
4月24日(木)
5月12日(月)巳の日
5月24日(土)巳の日
6月12日(木)
6月24日(火)不成就日
7月6日(日)
7月12日(土)一粒万倍日
7月24日(木)一粒万倍日・不成就日
8月5日(火)一粒万倍日
8月12日(火)
8月24日(日)
9月5日(金)
9月11日(木)
9月23日(火)不成就日
10月5日(日)
10月12日(日)寅の日
10月24日(金)寅の日
11月5日(水)寅の日
11月11日(火)
11月23日(日)不成就日
12月5日(金)
12月12日(金)
12月24日(水)不成就日

一粒万倍日や天赦日などの吉日と重なる日、同じ凶日とされる不成就日も付記していますので参考にしてください。

2026年の受死日カレンダー

2026年の受死日は、以下の通りです。

1月11日(日)
1月23日(金)
2月5日(木)
2月17日(火)
3月1日(日)
3月7日(土)不成就日
3月19日(木)
3月31日(火)
4月7日(火)
4月19日(日)
5月1日(金)
5月7日(木)巳の日
5月19日(火)巳の日
5月31日(日)巳の日
6月7日(日)
6月19日(金)不成就日
7月1日(水)
7月7日(火)一粒万倍日
7月19日(日)一粒万倍日・天赦日
7月31日(金)一粒万倍日
8月7日(金)
8月19日(水)
8月31日(月)不成就日
9月18日(金)
9月30日(水)
10月19日(月)寅の日・不成就日
10月31日(土)寅の日
11月18日(水)
11月30日(月)
12月7日(月)
12月19日(土)
12月31日(木)

一粒万倍日や天赦日などの吉日と重なる日、同じ凶日とされる不成就日も付記していますので参考にしてください。

受死日が他の吉日と重なった場合

受死日は縁起のよい吉日が重なっても負のパワーが強いが気にしないでいつも通りに過ごすといい

受死日と同じ暦注下段で天赦日や天恩日など縁起のよい吉日が重なった場合は、どちらが優先されるのでしょうか。

結論からいうと、一般的には受死日の影響が最も強いといわれています。

気にする人は気にしてしまうでしょうが、出典が明確ではありません。

基本的に迷信であることが多いため、あまり気にしないで過ごすほうが心身ともに影響はないでしょう。

むしろ、負のパワーや運気を変えてやるつもりで臨むのがおすすめです。

受死日に次ぐ凶日、十死日とは

十死日は十死・十死一生・天殺日などとも呼ばれ受死日に次ぐ凶日

受死日と同じく縁起の悪い暦注の1つとして、十死日(じっしび)があります。

十死・十死一生・天殺日などとも呼ばれ、受死日に次ぐ凶日です。

十死日は10割が命を落とす日、つまりすべてにおいて大凶であることを意味しています。

14世紀頃から存在している暦とされ、もとは宝頂山に住んでいた王が9人の王子とともに全員死んでしまった日という南北朝時代を記した太平記の出来事が由来です。

受死日と同様に1ヶ月に2~3日くらいのペースで訪れ、他の吉日と重なっても負のパワーが勝ってしまいます。

なお、受死日と十死日が重なるということはありません。

十死日と受死日の違い(吉凶)

十死日と受死日は、どちらも暦注下段における凶日です。

しかし、いずれも凶の度合いと葬儀に対する考え方が異なります。

受死日は暦の中で最も凶日とされ、葬儀以外の物事で何をするにも不吉で縁起が悪いとされています。

一方、十死日は受死日の次ぐ凶日で同じく何をするにも不吉ですが、受死日と異なり葬儀を行うと災難に遭うとされています。

十死日と受死日の違い(日取り)

受死日は、各月の節入りに対応した干支によって割り出され約12日に1度、月に2~3回程度くらいの頻度で巡ってきます。

十死日は、受死日よりも頻度が少なく節月の旧暦で、酉の日・巳の日・丑の日の十二支が順番に回ってくる日に配当される仕組みです。

1月・4月・7月・10月酉の日
2月・5月・8月・11月巳の日
3月・6月・9月・12月丑の日

十死日の過ごし方

十死日は受死日に次ぐ凶日とはいえ、すべてのことに関して大凶日とされているため何か物事を行うのは控えたほうがよいとされています。

また前述の通り、葬式も凶です。

大凶日となる受死日まとめ

葬儀以外は凶日とされる受死日は運気を変えてやる気持ちで臨むことが大切

葬儀以外はすべて大凶日とされる受死日。

ただしあくまで干支をもとに割り当てた日の決め方でもあり、占いと同じように迷信と捉えてもよいかもしれません。

受死日も十死日も、一粒万倍日や天赦日など吉日のパワーを打ち消すとされる縁起の悪い凶日であっても参考程度にしたほうがいいです。

どうしてもその日に成し遂げたい目標や大切な日であれば、運気を変えてやる気持ちで臨むことが大切でしょう。

以下の記事では、同じく暦注の中でも凶日の1つとされる三箇の悪日について紹介しています。

大禍日・狼籍日・滅門日それぞれの意味や縁起、やっていいこと・やってはいけないこと、過ごし方を早見表付きで解説していますので併せてお読みください。

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