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紅葉の鮮やかな京都へ行こう!混雑を避けて秋を楽しむ穴場スポット10選

2023年9月1日

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紅葉の鮮やかな京都へ行こう!混雑を避けて一度は行っておきたい穴場スポット10選

四季折々の美しい風景が楽しめる人気の観光地といえば京都。

とくに紅葉で彩られる秋の京都は格別の美しさで、世界中から観光客が集まります。

歴史を感じられる寺院や庭園が黄色から橙、赤に染まる光景はまさに絶景です。

今回は、秋の深まりとともに一度は行っておきたい京都の紅葉スポットを紹介します。

知る人ぞ知る名所ではあるけれど、混雑を避けてゆっくり紅葉を観たい人におすすめの穴場スポットですのでご参考になれば幸いです。

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宝厳院

宝厳院の紅葉(京都)

宝厳院(ほうごんいん)は、臨済宗天龍寺派・大本山天龍寺の塔頭の1つで春秋に特別公開している寺院です。

1461年(寛正2年)、室町幕府の管領だった細川頼之が聖仲永光禅師を開山に迎え創建したのが始まりといわれています。

創建時は京都市上京区にありましたが、1467年(応仁元年)から約10年間続いた応仁の乱に巻き込まれて焼失しました。

その後1573年から1591年までの天正年間において豊臣秀吉により再建しましたが、明治時代の河川工事などによる移転を繰り返し、2002年(平成14年)に現在の天龍寺方丈の南に移転されました。

入り口は天龍寺と鴨川の間にある路地道を進んだ先にあり、天龍寺の裏側に位置しているため目立ちませんが、京都嵯峨野の中でも1番美しいとされる紅葉スポットとしても知られています。

紅葉は見渡す限り黄色から橙、赤のグラデーションがきれいで、中でも入り口の通路は鮮やかな赤で見応えがあります。

宝厳院の紅葉(京都)

宝厳院の大きな特徴は、嵐山を借景にした回遊式庭園「獅子吼(ししく)の庭」です。

獅子岩と呼ばれる獅子の姿に見える巨岩、釈迦・文殊菩薩・普賢菩薩に例えた三尊石などがあり、200本以上ものある紅葉が作り出す景色は思わずシャッターを切ってしまうほどです。

獅子吼とは「仏が説法する」というお釈迦様が説教する姿を獅子が吠える姿に例えた意味で、室町時代に禅僧の策彦周良(さくげんしゅうりょう)が造ったとされています。

宝厳院は、年に2回の特別拝観期間以外は参拝できませんのでご注意ください。

宝厳院へのアクセス

所在地京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
交通アクセスJR「嵯峨嵐山」駅下車徒歩10分/阪急「嵐山」駅下車徒歩10分/嵐電「嵐山」駅下車徒歩3分
公式サイト宝厳院

竹林の小径

竹林の小径に立ち並ぶ竹やぶは紅葉しないが

竹林の小径(こみち)は、野宮神社から天龍寺北門を通り大河内山荘まで続く約400メートルの道です。

テレビなどで見たことがある人も多いでしょう、天に届くように高い竹林が道の両脇に続く京都を代表する観光名所です。

木漏れ日に映える竹林の小径には、平安時代は貴族の別荘地だったと言われており優雅な雰囲気が漂っています。

空を覆う竹林が整然と立ち並ぶ道に、時おり人力車が通るとまた和の風情がより一層に感じられます。

竹林の小径に立ち並ぶ竹やぶは紅葉しないが随所にみられる紅葉とのコントラストが美しい

竹林は紅葉しませんが、随所で紅葉しているポイントが随所にあり紅葉の色と竹の緑とのコントラストを楽しめます。

年間を通して多くの観光客が訪れており人通りが途切れませんが、天龍寺に行かれたら一度はこの竹林の小径を通ると昔の風景にいるような雰囲気が漂うでしょう。

竹林の小径へのアクセス

所在地京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町
交通アクセスJR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅より徒歩13分/嵐電嵐山本線「嵐山」駅より徒歩10分/阪急電車「嵐山」駅より徒歩21分
参考サイト竹林の小径

大河内山荘庭園

大河内山荘庭園の紅葉する山荘

大河内山荘庭園は、昭和初期の時代劇などで知られる映画俳優の大河内傳次郎が別荘として造営した山荘庭園です。

百人一首で有名な小倉山からの雄大な景色に魅せられ、30年をかけて造り上げたとされています。

比叡山や保津峡、嵐山を背景に望める回遊式の壮大な借景庭園で、園内に点在する中門・大乗閣・持仏堂、茶室の滴水庵は登録有形文化財に指定されています。

大河内山荘庭園の紅葉

昭和の時代劇や映画で活躍された大河内傳次郎といわれてもピンとこないでしょう。

筆者にもこの説明はできないため割愛しますが、誰が庭園を造ったとしても34歳の時にこの地を手に入れ、64歳で亡くなられるまでの30年間で自ら設計し少しずつ作り上げていったというこだわりの強さを感じることができます。

大河内山荘は紅葉も美しいですが、なんといっても山荘から見える山々の眺望には開放感があります。

庭園内にある嵐峡展望台からは嵐山と眼下に保津峡が広がり、庭園山頂に位置する月香亭では正面に霊峰・比叡山と京都の市街地が一望できます。

大河内山荘庭園へのアクセス

大河内山荘庭園は、前述した竹林の小径(こみち)の幻想的な風景を北へ向かって通り抜けた先に門が見えてきます。

時間がある人は途中で寄ってみることをおすすめしますが、ひと通り拝見するのに約1時間はかかります。

所在地京都市右京区嵯峨小倉山田渕山町8
交通アクセスJR「京都」駅より市バス「野々宮」下車徒歩10分/JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅より徒歩15分/嵐電嵐山本線「嵐山」駅より徒歩15分
参考サイト大河内山荘庭園
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常寂光寺

常寂光寺は、慶長年間(1596〜1614年)に日禛(にっしん)上人によって開創されました。

百人一首でも知られる小倉山の中腹にある日蓮宗のお寺です。

紅葉に包まれた仁王門の前も風情がありますが、門をくぐった目の前には息を呑むほどの自然の美しさが広がり思わずため息がこぼれてしまいます。

しっかりと根を張る木々の生命力、紅葉と自然に囲まれた癒しのパワーをもらいながらゆっくりと散策を楽しみたいものです。

常寂光寺は初夏の新緑もきれいで、映画やドラマのワンシーンにも使えそうな青々と茂る生命力に満ちた緑の世界が広がります。

常寂光寺の新緑については、下記記事をご参考ください。

常寂光寺へのアクセス

所在地京都市右京区嵯峨小倉山3
交通アクセスJR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅より徒歩20分
公式サイト常寂光寺

鹿王院

鹿王院の山門をくぐると真っすぐに続く参道を囲む紅葉が圧巻

鹿王院(ろくおういん)は、京都市右京区嵯峨北堀町にある臨済宗の寺院で知る人ぞ知る紅葉の名所です。

鹿王院の基本情報

足利義満が1379年(康暦1年)に建立した宝幢寺の塔頭でしたが、宝幢寺は応仁の乱で滅失し鹿王院のみが残りました。

山門は室町時代のものが現存しているとされ、一休さんこと一休宗純も少年時代にこの門をくぐって参拝したことがあるといわれています。

仏殿(開山堂)には本尊釈迦如来像・普明国師像・足利義満像を祀り、回廊で結ばれた諸堂の間に枯山水庭園が広がります。

庭にある舎利殿には、源実朝が宋から求めたといわれる仏牙舎利を納めた宝塔を安置し毎年10月15日に開扉されます。

寺宝として夢窓国師画像、明兆筆釈迦三尊及び三十祖画像など、多くの重要文化財を所蔵しています。

鹿王院の紅葉見どころ

鹿王院の境内を進むと黄・橙・赤のくっきりした紅葉カラーが迫力

嵐山といえば京都の紅葉名所で、紅葉最盛期ともなればどの寺社も人だかりです。

そんな嵐山・嵯峨野エリアでも比較的ゆったりと紅葉を楽しめるのが、知る人ぞ知る名刹である鹿王院です。

山門をくぐると真っすぐに続く印象的な参道が紅葉で囲まれており圧巻です。

風情のある石畳の参道で両側から迫るように枝を広げており、自然が作り出した美しいトンネルを歩けます。

客殿の前は嵐山を借景とした枯山水庭園が広がり、訪れる人を魅了しています。

鹿王院へのアクセス

所在地京都市右京区嵯峨北堀町24
交通アクセスJR「嵯峨嵐山」駅下車徒歩5分/京福嵐山線「鹿王院」駅下車徒歩3分/市バス・京都バス「下嵯峨」下車徒歩3分
参考サイト鹿王院

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北野天満宮

北野天満宮は、全国に約12000社もの存在する天満宮・天神社の総本社で学問の神様である菅原道真を祀った天満宮です。

その敷地内に豊臣秀吉が水害や外敵への備えとして築いた御土居の一部を整備した「もみじ苑」があり、紅葉の名所として知られています。

入り口から少し歩くと近くに樹齢600年以上の大欅の木があり、他のどの木とも比べ物にならないほど大きく写真で見る何十倍も迫力があります。

ずっしりと佇む姿が力強く、パワーを分けてもらえそうな気迫があります。

他にも樹齢400年を超える「三叉のもみじ」や国宝御本殿を一望できる展望所など、随所に秋の景観を楽しめます。

出口付近ではお茶と茶菓子をいただきながら、目の前に広がる紅葉をゆったり眺めることができます。

北野天満宮の「もみじ苑」は期間限定公開です。

紅葉シーズンの公開は10月下旬~12月上旬まで行われ、夜間ライトアップもありますので詳しくは公式サイトを確認してください。

季節ごとに様子が変化し初夏の青もみじもまた格別で、朱塗りの太鼓橋「鶯橋」とのコントラストがきれいです。

北野天満宮の新緑については、下記記事をご参考ください。

北野天満宮へのアクセス

所在地京都市上京区馬喰町
交通アクセスJR「京都」駅より市バス50系統で約35分、「北野天満宮前」下車すぐ
京都市営地下鉄「今出川」駅より市バス51・203系統で約15分、「北野天満宮前」下車すぐ
公式サイト北野天満宮

下鴨神社(賀茂御祖神社)

下鴨神社の参道を彩る紅葉

下鴨神社(しもがもじんじゃ)は、正式名称が「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」で、京都市左京区下鴨泉川町にある神社です。

下鴨神社は世界遺産と国宝にも

世界遺産「古都京都の文化財」の1つに登録されています。

京都は鴨川を中心に町づくりが行われており、鴨川の下流にまつられているお社ということから「下鴨(しもがも)さん」呼ばれています。

東西の両本殿はともに国宝に指定されています。

西殿は賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が御祭神で、古代の京都を開かれ京都の守護神としてまつられており五穀豊穣や厄除けの神としても信仰されています。

東殿は美麗の神として名高い玉依媛命(たまよりひめ)が御祭神です。

美麗を祈願した鏡絵馬の授与が行われており、絵馬にご自身の化粧品でメイクしていただき願いを託すと外見だけでなく内面も美しくなるとされています。

上賀茂神社との関係

下鴨神社の鳥居を囲む紅葉(京都)

下鴨神社と上賀茂神社は、もともとは1つの神社でしたが奈良時代に分立したため御祭神も異なります。

下鴨神社の御祭神は、上賀茂神社に祭られている賀茂別雷大神の母親にあたる「玉依媛命(たまよりひめのみこと)」と、祖父にあたる「賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)」です。

上賀茂神社については、下記記事をご参考ください。

下鴨神社へのアクセス

所在地京都市左京区下鴨泉川町59
交通アクセス烏丸線「北大路」駅より市バス1番・205番に乗車約25分、下鴨神社前(もしくは糺ノ森前)下車
JR「京都」駅より市バス4番・205番で下鴨神社前(もしくは糺ノ森前)下車
公式サイト下鴨神社
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糺の森

糺の森に広がる紅葉のグラデーション(京都)

糺の森(ただすのもり)は、前述で紹介した下鴨神社(賀茂御祖神社)の境内に広がる社叢林(鎮守の森)です。

縄文時代から生き続ける広さ3万6000坪の森は、ケヤキやエノキ、ムクノキなどの落葉広葉樹を中心に樹齢600年から200年の約600本、約140万種の木々が自生しています。

賀茂川と高野川の合流地点にある原生林は面積が約12万4000平方メートルあり、1983年に森林全域が国の史跡として指定されました。

1994年には下鴨神社全域が世界遺産に登録されています。

糺の森から日本最古級といわれる下鴨神社の本殿まで神聖な空気が流れるパワースポットでもあり、境内には縁結びの御神木「連理の賢木」があります。

また糺の森には瀬見の小川・泉川・御手洗川・奈良の小川と4つの川が流れており、古代から清水の湧く所として信仰されてきたとされています。

毎年5月3日には、糺の森の馬場で行われる葵祭の前儀として流鏑馬神事が行われることは有名です。

約400メートルある馬場に3ヶ所ほど杉板の的が設置され、伝統的な作法と装束姿の射手が馬に乗って駆け抜けながら矢を放ちます。

糺の森に広がる黄葉(京都)

名前の「糺」(ただす)は、「偽りを糺す」という説のほか、縄をより合わせるという意味、多多須玉依姫(ただすたまよりひめ)の神名、「只洲」という地名が由来といった説があります。

京都の中心に位置し下鴨神社の境内にある森を歩くと、昔はこの一帯すべてが森だったのだろうと思えてきます。

ちょっとした貴族の隠れ家だったのか、都会の中で自然を感じられる憩いの公園だったのか、人によっては京都に豊かな水をもたらす神聖な場所として考えられていたのかもしれません。

糺の森を知らない人から見たらあまり人が寄りつかないような雰囲気がありますが、下鴨神社にきたら神聖なイメージがするか辺鄙なイメージがするか通ってみてください。

糺の森へのアクセス

所在地京都市左京区下鴨泉川町59(下鴨神社境内)
交通アクセス烏丸線「北大路」駅より市バス1番・205番で約25分、下鴨神社前(もしくは糺ノ森前)下車
JR「京都」駅より市バス4番・205番で下鴨神社前(もしくは糺ノ森前)下車
公式サイト糺の森

永観堂(禅林寺)

永観堂の池泉回遊式庭園(京都)

永観堂(えいかんどう)は、古今集の歌にも詠まれた京都の中でも古くから「もみじの永観堂」といわれているほど紅葉で名高いです。

正式名称は「禅林寺」と呼ばれる浄土宗西山禅林寺派の総本山で、853年(仁寿3年)に弘法大師(空海)の弟子であった真紹僧都が藤原関雄の山荘を譲り受け創建したことが始まりといわれています。

当初は密教道場でしたが、平安時代に永観が浄土念仏を唱え寺院を発展させたことから永観堂と呼ばれるようになりました。

境内は広く釈迦堂や阿弥陀堂のほか、御影堂から臥龍廊へ続き開山堂と回廊で結ばれています。

本堂にある阿弥陀如来像は、顔を斜め後ろに向けていることから「みかえり阿弥陀」と呼ばれています。

山の上には多宝塔があり、京都市内の眺望が素晴らしいです。

池泉回遊式庭園は、階段を下っていくと極楽橋があり放生池を回って鑑賞できます。

永観堂の多宝塔(京都)

約3000本のイロハモミジやオオモミジが彩る永観堂の紅葉は、例年11月中旬から最も見頃を迎えます。

境内の中心にある大きな放生池を取り囲むように紅葉が植えられており、水面に逆さ紅葉が映り込む様子は永観堂でしか味わえない秋の景色です。

また永観堂は嵐山や日光のいろは坂のように赤や橙、黄色などグラデーションに混ざるという景観ではなく、庭園を真っ赤に埋め尽くす赤の競演といったほうが適しているでしょう。

京都の庭園ならではの絶景が広がります。

永観堂へのアクセス

所在地京都市左京区永観堂町48
交通アクセス地下鉄東西線「蹴上駅」下車徒歩約15分
市バス「南禅寺・永観堂道」下車徒歩約3分
公式サイト永観堂

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南禅寺

南禅寺・三門の紅葉(京都)

南禅寺(なんぜんじ)は、臨済宗南禅寺派の大本山で1291年に亀山法皇が無関普門禅師を開山に迎えて創建したことが始まりとされています。

境内全体が国の史跡に指定されているのが特徴で、三門をはじめとした重要文化財や国名勝の方丈庭園など見どころが豊富です。

日本三大門の1つ、三門

南禅寺・三門の紅葉(京都)

南禅寺の三門は日本三大門の1つに数えられ、別名「天下龍門」と呼ばれています。

1628年(寛永5年)に、大坂夏の陣で戦った武将や兵士の慰霊のために藤堂高虎が寄進したとされています。

高さ22メートルを誇る三門は近づけば見上げるほどの大きさに圧倒され、さらに立派な柱や石灯籠などの重厚さを感じることができます。

ちなみに伝説の大泥棒である石川五右衛門の「絶景かな絶景かな」という言葉は、南禅寺の三門の上から満開の桜を愛でたセリフです。

三門の上からは京都市内を一望でき、春は桜、夏は青モミジの新緑、秋は紅葉と季節によって景観の違いを楽しめます。

赤レンガのアーチ、水路閣

南禅寺といえば、レンガで造られたアーチ状の水路閣でしょう。

ローマ帝国の水道橋を連想させる姿から水路閣と呼ばれ、曲線美を描く近代的なアーチは室町時代の和風建築にマッチし独特な雰囲気が漂います。

近年ではドラマやアニメの舞台としても登場していますので、レンガ造りと自然風景が調和したノスタルジックな雰囲気で写真を撮ってみてください。

2種類の庭を堪能できる、天授庵

南禅寺には塔頭寺院が多くあり、そのうち南禅院や天授庵が紅葉スポットとして知られており期間限定で特別公開しています。

ここで紹介する天授庵は枯山水庭園と池泉回遊式庭園という2種類の庭園があり、それぞれの美しさを堪能できます。

明治時代に造られた枯山水庭園(東庭)は、白砂と幾何学模様の敷石、緑色の苔、紅葉とのコントラストを見ることができます。

南北朝時代の特色を残した池泉回遊式庭園(南庭)は、鯉が泳ぐ池越しに書院と紅葉の写真を写すにはぴったりな場所でしょう。

他に南禅寺には小堀遠州が造営した江戸時代初期の代表的な枯山水庭園「方丈庭園」、国指定特別名勝に指定された「鶴亀の庭」など多くの見どころスポットがありますので、時間に余裕があれば寄っていくことをおすすめします。

南禅寺へのアクセス

所在地京都市左京区南禅寺福地町86
交通アクセス市バス「南禅寺・永観堂道」下車徒歩約10分/地下鉄東西線「蹴上」駅下車徒歩約10分
公式サイト南禅寺

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京都の紅葉穴場スポットまとめ

京都の紅葉ピークは、例年11月上旬頃から12月上旬です。

幻想的なライトアップや穴場スポットなど数ある紅葉名所から京都でしか見られない光景がたくさんあります。

また特別拝観といって紅葉シーズンでしか公開していない寺院・神社もあり、貴重な機会を逃さずに目に焼きつけてほしいものです。

秋の深まりとともに寺院や庭園の歴史を感じながら、赤や橙に染まる美しい紅葉を楽しみましょう。

掲載画像について

筆者撮影、使用カメラはCannon EOS 5D MarkⅡ・Cannon IXY 900IS

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以下の記事では、初夏の京都で見られるおすすめの新緑スポットを紹介していますので併せてお読みください。

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