
東京の立川市と昭島市にまたがる国営公園、昭和記念公園。
春にはサクラやチューリップ、秋にはコスモスや紅葉・銀杏など1年を通して花見や散策が楽しめます。
今回はいつ行っても旬の花や植物が見頃で、季節の移り変わりを堪能できる昭和記念公園の開花情報を春夏秋冬の四季別に紹介します。
入園料や交通アクセスなどの基本情報も掲載しますので、東京観光で時間ができた時や束の間の休みなどに広くて自然があふれる昭和記念公園でのんびり過ごせるご参考になれば幸いです。
国営昭和記念公園について
国営昭和記念公園は、昭和天皇御在位50年記念事業の一環として米軍の立川飛行場跡地につくられた、総面積180ヘクタールにもおよぶ広大な国営公園です。
1983年(昭和58年)10月26日に第一期開園区域として一部を開園、東京都立川市と昭島市にまたがって位置し、「緑の回復と人間性の向上」をテーマに豊かな自然環境の中で多彩なレクリエーション活動の場となるよう計画されました。
立川ゲート入り口前は無料ゾーンで、園内では水・広場・森のゾーンに分かれており奥には日本庭園があります。
住所・地図
東京都立川市緑町3173
交通アクセス
あけぼの口(みどりの文化ゾーン)から入る場合:JR中央線「立川」駅北口より約10分
立川ゲートから入る場合:JR中央線「立川」駅北口より徒歩約18分
西立川ゲートから入る場合:JR青梅線「西立川」駅公園口より徒歩2分
昭島ゲートから入る場合:JR青梅線「東中神」駅北口より徒歩約10分
開園時間・休園日
開園時間
エリア | 3月 | 4月~9月 | 10月 | 11月~2月 | 備考 |
みどりの文化ゾーンを除く公園施設 | 9:30~17:00 | 9:30~17:00 | 9:30~17:00 | 9:30~16:30 | 4~9月の土日祝日は18:00閉園 |
みどりの文化ゾーン | 8:30~17:00 | 8:30~18:00 | 8:30~17:00 | 8:30~16:30 | 春分の日~3月末までは17:30閉園 |
上記はあくまで基本時間であり、催事イベントなどにより変更する場合がありますので公式サイトで確認してください。
休園日
年末年始(12月31日・1月1日)
1月の第3月曜日から金曜日
悪天候などで臨時休園となる場合がありますので、トップページのお知らせ欄などで確認してください。
入園料
大人(高校生以上)一般 | 450円 |
大人(高校生以上)団体 | 290円 |
シルバー(65歳以上)一般 | 210円 |
シルバー(65歳以上)団体 | 210円 |
小人(中学生以下)一般・団体 | 無料 |
団体は小学生以上の人20人以上で、1か所の入園口から一度に入園する場合に適応されます。
身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳いずれかの交付を受けている人は、各種手帳(ミライロID含む)の提示により本人とその付添人1人の入園料・駐車料が無料となります。
学生(高校生以上)は学生証の提示が必要です。
65歳以上の人は、年齢の証明となるもの(運転免許証・健康保険証など)の提示が必要な場合があります。
年間パスポート
大人(高校生以上)一般 | 4,500円 |
シルバー(65歳以上)一般 | 2,100円 |
小人(中学生以下)一般 | 無料 |
駐車料金
大型車:1800円
普通車:900円(年間パスポート提示で800円
原付・自動二輪車:250円(年間パスポート提示で200円)
身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳のいずれかの交付を受けている人は、各種手帳(ミライロID含む)の提示により本人とその付添人1人の入園料・駐車料が無料となります。
園内の乗り物
パークトレイン
園内では各エリアを移動するためのパークトレインが走っており、随所に停留所があります。
種別 | 大人(15歳以上) | 中学生以下(4歳以上) | 65歳以上 |
---|---|---|---|
乗車券(1回) | 400円 | 200円 | 400円 |
一日フリーパス券 | 600円 | 600円 | 500円 |
乗車する停留所を起点とした一周を1回とし、途中下車した場合は再度乗車券の購入が必要です。
一日フリーパス券は、当日に限り乗り降り自由ですが、イベント開催・天候などの理由により販売を中止することがあります。
ボード
園内にある池ではボードに乗ることができ、3人乗りのローボートと2人乗りのサイクルボートがあります。
種別 | 料金(超過料金) |
---|---|
ローボート(3人乗) | 60分:800円(5分以降30分ごとに400円) |
サイクルボート(2人乗) | 30分:800円(5分以降30分ごとに800円) |
レンタサイクル
立川口・西立川口・砂川口サイクルセンターでレンタサイクルを貸出できます。
区分 | 料金(超過料金) |
---|---|
大人 | 3時間:600円(30分ごとに100円) |
中学生以下 | 3時間:350円(30分ごとに50円) |
タンデム(特殊自転車)/1台 | 3時間:1500円(30分ごとに200円) |
閉園30分前までに貸出したサイクリングセンターに返却が必要です。
昭和記念公園の春

春に見られる昭和記念公園の風景を紹介します。
さまざまな角度から望めるサクラ

昭和記念公園の桜は、例年3月下旬~4月中旬が見頃となり期間中は桜まつりや夜桜のライトアップが行われます。
園内には1500本ものサクラが植えられていますが、中でも昭島口に近い「桜の園」には樹齢50年を超える大木が立ち並び、座った人の目の高さまで枝が垂れ下がった品種もあります。
座ってお花見をした時に、目の前で花見ができるのは贅沢な気持ちです。
また花木園にある「旧桜の園」ではふれあい橋から北側を眺めると、残堀川に沿ってソメイヨシノの薄いピンクとヨウコウ(陽光桜)の鮮やかなピンク、レンギョウの黄色との美しいコントラストが向こうの橋まで続いているのが見られます。
サクラ以外にも見られる花々


昭和記念公園では桜が見頃になると同時期に、乙女椿やハナニラのほかムスカリが咲いていて春爛漫です。
大広場に出ると平日なのにキャッチボールをしたり談話したりと、多くの観光客や花見客であふれていてしばしの休日を楽しんでいます。


原っぱ東花畑では菜の花が一面に広がり、黄色のビタミンカラーがフレッシュさを感じさせてくれます。
チャンスがあれば希少なカタクリも

北の端にあるこもれびの丘まで足を運ぶと、斜面にはカタクリも見られます。
群生しているという感じではありませんが、傍にはイカリソウやニリンソウ、スミレも咲いていますので注意して見てみてください。
カタクリの生態や特徴については、春に咲く他の植物を含め下記記事で解説していますので併せてお読みください。
昭和記念公園の夏

初夏から盛夏にかけて見られる、昭和記念公園の風景を紹介します。
彩り豊かなチューリップガーデン

昭和記念公園の初夏は、桜と入れ替わるように都内一で有名なチューリップガーデンが賑わいます。
オランダのキューケンホフ公園の元園長によるオリジナルデザインを踏襲したとされる渓流広場は、約700メートルにわたる青い芝生と緩やかな曲線の渓流に鮮やかなチューリップのコントラストを味わえます。
例年であれば地方からも観光客が訪れるゴールデンウィークの連休に合わせて、一面がチューリップ畑となり周辺の新緑とのコントラストがきれいです。
ただし暖かい日が続くなど気候によっては早くに咲き進み、連休前には見頃を過ぎている場合もありますが桜と一緒に見られる機会でもあります。
ポピーも咲き乱れる丘


チューリップが咲くのと同じ時期には、北側にある花の丘で真っ赤なシャーレ―ポピー畑も一面に広がります。
その年によって咲かせる品種が変わりますが、原っぱ西花畑もしくは原っぱ東花畑ではアイスランドポピーやカリフォルニアポピーも鮮やかに彩ります。
夏に負けないハスやヒマワリ


夏本番になるとハスやヒマワリも暑さに負けずに上を向いて咲くため、見る人を和ませてくれます。
ハスは4日間しか咲かない短い生命だけに力強く、ヒマワリは一般で見られる大輪のものからミニサイズの品種も咲き揃います。
ヒマワリやユリなど夏に咲かせる植物の生態や特徴について、下記記事で解説していますので併せてお読みください。
昭和記念公園の秋

秋に見られる、昭和記念公園の風景を紹介します。
コスモスの咲く丘や原っぱ


春に真っ赤なシャーレ―ポピーを咲かせていた花の丘は、秋が深まるにつれてコスモスの丘へ様変わりします。
原っぱ西花畑もしくは原っぱ東花畑でもキバナコスモスやレモンブライトなど、黄色やオレンジを中心とした品種のコスモスが咲き誇ります。
黄金に輝くイチョウ並木


秋が深まる頃にはイチョウ並木も見どころで、黄葉シーズンには黄金色のトンネルとなり人気の高いスポットです。
園内には、かたらいのイチョウ並木と立川口のカナール沿いの2ヶ所で見物できます。
日本庭園の紅葉は圧巻

昭和記念公園の紅葉といえば北方面にある日本庭園で、池に映る黄色から赤までのグラデーション、庭園内に広がる真っ赤な紅葉が圧巻です。
11月上旬から下旬にかけて、黄葉・紅葉まつり&秋の夜散歩が開催されます。
期間中は紅葉ライトアップもあり日本庭園やイチョウ並木のほか、会場を結ぶ園路にもライティングスポットが設けられ時間によって色が変わるそうです。

彼岸花やコスモスなど秋に咲かせる植物の生態や特徴について、下記記事で解説していますので併せてお読みください。
昭和記念公園の冬
冬に見られる、昭和記念公園の風景を紹介します。
春を告げるクロッカスや福寿草

早咲きの桜である寒緋桜と河津桜、そして梅園でさまざまな梅を見たらこどもの森にも寄ってほしいです。
鮮やかな黄色を筆頭に白や薄紫色のクロッカスが一面に咲き、春がきたことを実感できるでしょう。

その中に紛れるように原種系チューリップも随所に見られ、一般的なチューリップよりも背丈が低く植えっぱなしでも花を咲かせるのが特徴です。
クロッカスと同じぐらいの背の高さで形も似ているため混同しやすいですが、葉がまさにチューリップなので見分けがつきます。
寒い冬でも彩り添える花々


寒い冬で枯れ木が目立つ中、園内のあちこちでクリスマスローズがうつむき気味に咲いています。
クリスマスローズに比べると見つけにくいですが、運動不足を兼ねて縁起のよいとされるフクジュソウ(福寿草)も探してみてはいかがでしょうか。
クロッカスや福寿草など冬に咲かせる植物の生態や特徴について、下記記事で解説していますので併せてお読みください。
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クリスマスローズやウメ、蝋梅など…彩りの少ない冬の花・植物の観光スポット
2025/4/2
昭和記念公園に関するQ&A
昭和記念公園に関する疑問や不明点をQ&A形式にまとめました。
キャッシュレス決済はできるのか?
入園料や駐車料金、売店・レストランでの支払いに一部キャッシュレス決済サービスが利用できます。
なおレンタサイクルやパークトレイン、ボート、コインロッカー、スポーツ道具の貸出、レストラン併設売店などの支払いには利用できません。
昭和記念公園に無料開放日はあるのか?
昭和記念公園の無料開放日は、4~6月の都市緑化推進運動期間中に2日間、9月の敬老の日(65歳以上の人限定)、10月の都市緑化月間期間中に2日間の計5日を無料開園日としています。
昭和記念公園にレンタサイクルはあるのか?
昭和記念公園には立川口・西立川口・砂川口にサイクルセンターがあり、レンタサイクルを利用できます。
貸出受付は9時30分から閉園1時間前までで、返却は閉園30分前までに貸出したサイクリングセンターまで返しにいく必要があります。
色とりどりの四季を楽しめる国営昭和記念公園まとめ

いつ行っても何かが見頃になっていて、何らかのイベントを催している国営昭和記念公園。
敷地内にはプールやバーベキュー、ドッグランもあり、家族や友人、仲間たちと楽しめる要素がたくさんあるため何度訪れても飽きることはないでしょう。
郊外とはいっても比較的アクセスもしやすく、束の間の休みなどにでも自然に触れてリフレッシュしたいものですね。
以下の記事では、日本式やヨーロッパ式など特色あふれる庭園で有名が新宿御苑について紹介していますので併せてお読みください。