オルビスの代表的な保湿ケアシリーズ、オルビスユーとアクアニスト。
オルビスユーは、円筒形をベースにしたニュートラルなデザインが評価され、2023年度グッドデザイン賞を受賞しました。
アクアニストは、オルビスの定番シリーズ「アクアフォース」と「オルビスアクア」の機能を合わせた新しいシリーズです。
ではこの2シリーズの大きな特徴や違いは何か、どちらを選んだらいいのか具体的にわからない方も多いでしょう。
今回は、オルビスが保湿ケアアイテムとして展開するオルビスユーとオルビスアクアニストの特徴や配合成分などを紹介します。
また保湿や適性の違いなども比較表で解説していますので、オルビスの保湿に特化したスキンケア商品を選ぶご参考になれば幸いです。
\ハリツヤ肌が、ずっと続く/
オルビスユーとは
オルビスユーシリーズは、自分らしく心地よく年齢を重ねることを目指したエイジングケアシリーズとして、2014年に誕生しました。
乾燥やくすみ、ハリ不足など、ちょっとした肌の不調を感じやすくなったら、それは年齢サインの始まりです。
オルビスユーは、7000種を超える成分から肌の潤い機能に着目した独自成分を配合し、肌荒れを予防しながら肌本来の潤いやバリア機能にもアプローチします。
華やかな受賞歴
オルビスユーシリーズは、日本を代表するデザイン賞「2023年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しています。
受賞理由は、円筒形をベースに「足し算」ではなく「引き算」から生まれた、さまざまな表情を見せる斜めの切り込みや身体的な個性や性別を問わないニュートラルなデザインです。
一般的な化粧品の常識を覆し、できる限りの引き算を繰り返すことで、その人自身が美しくあることの可能性を生み出したデザインが高く評価されました。
また、現在までにベストコスメ42冠受賞しています。
- VOCE 2022年下半期ベストコスメ スキンケアライン部門 1位(オルビスユーシリーズ)
- VOCE 2022年下半期ベストコスメ 化粧水部門 1位(オルビスユー エッセンスローション)
- MAQUIA ベストコスメ2022下半期 プチプラスキンケア部門 1位(オルビスユー エッセンスローション)
- VOCE 2022年下半期ベストコスメ 読者 乾燥悩み部門 2位(オルビスユー エッセンスローション)
- 美的 美容賢者が選ぶ2022年下半期ベストコスメ 化粧水編 2位(オルビスユー エッセンスローション)
- 美的 美容賢者が選ぶ2022年下半期ベストコスメ 洗顔編 3位(オルビスユー フォーミングウォッシュ)
オルビスユーの配合成分
オルビスユーは、よく知られるセラミドやアミノ酸などの成分配合ではなく、オルビスが独自に開発した成分配合です。
その成分は大きく分けて2つあり、潤いを高める保湿成分の「MCアクティベーター」と肌荒れ防止有効成分の「DF-パンテノール」です。
まずDF-パンテノール(デクスパンテノールW)が、バリア機能にアプローチして肌荒れを防ぎ、肌の不調にゆらがない肌へ導きます。
そこへ、100種以上あるエキスから保湿成分として選ばれた「MCアクティベーター」(オトギリソウエキス)により、肌の保水力を高めてハリやツヤを叶えます。
この2大成分がバリア機能にアプローチして肌荒れを防ぎ、潤いを高める・潤いを維持するというWのアプローチというわけです。
そしてシーグラスエキスや桃葉エキス、ヤグルマギクエキスという保湿成分で、潤いの巡りを高めてくれます。
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オルビスユーの各アイテム特徴
オルビスが2種の独自成分を開発したオルビスユーの各アイテムを紹介します。
整える洗顔料
フォーミングウォッシュは、モロッコ溶岩クレイを配合し、濃密な泡が毛穴汚れや古い角質をからめとります。
さらに、次に使う化粧水のなじみを高める保湿成分が含まれているため、「ブースター洗顔」とも呼ばれています。
フォーミングウォッシュ:120g・1,980円(税込)
満たす化粧水
エッセンスローションは、出した瞬間はリッチなコクがあるのに、肌に触れた瞬間にパシャッと瑞々しく解け出し、スーッと浸透する「とろぱしゃ」感が特徴です。
エッセンスローション:180ml・2,970円(税込)
閉じ込める保湿液
ジェルモイスチャライザーは、リッチなのに瑞々しく濃密な潤いを叶える水感ジェルクリームです。
潤いをたっぷりと抱え込んだ膜で乾燥から守り、グルコシルトレハロースという潤いを持続させる保湿成分で水分保持力をキープします。
ジェルモイスチャライザー:50g・3,300円(税込)
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オルビスユー特徴まとめ
オルビスユーは、混合肌をはじめ幅広い肌質の人におすすめです。
肌を整える・満たす・閉じ込める効果が期待できるエキスが配合されています。
その一方、肌への刺激となり得る桃葉エキスやヤグルマギクエキスを含んでいる点が気になるため、敏感肌の人が使う時はまずトライアルセットを試すなど注意が必要です。
オルビスアクアニストとは
オルビスアクアニストシリーズは、オルビスが創業時から35年以上にわたる潤い研究で生まれた敏感肌向けラインです。
刺激を受けやすくなった角層を潤いで満たし、脱・敏感肌を目指します。
オルビスアクアニストは、従来にあったアクアフォースの繊細肌を労わる設計とオルビスアクアの潤い力を兼ね備えており、抜け出したい乾燥状態に潤いが持続するようにアプローチした敏感肌用保湿スキンケアです。
そして2024年2月の新発売に伴い、従来に展開していた「アクアフォース」「オルビスアクア」シリーズは在庫限りで販売を終了しています。
主成分はアミノ酸配合
オルビスアクアニストシリーズは、3種のアミノ酸で構成された「持続型トリプルアミノ酸」で乾燥・敏感サイクルを断ち切ることを目指します。
発酵アミノ酸
発酵アミノ酸は、水分を蓄えて乾燥を防ぐ働きがあります。
主にポリグルタミン酸が配合されており、乾燥を防ぎ潤いに満ちた肌へ導く保湿成分です。
植物由来アミノ酸
植物由来アミノ酸は、乾燥などの肌トラブルを徹底予防します。
主にエルゴチオネインが配合されており、肌を整え、健やかに保つ保湿成分です。
微生物由来アミノ酸
微生物由来アミノ酸は、肌のゆらぎを加速させない働きがあります。
主にエクトインが配合されており、乱れた角層に潤いを与え肌荒れを防ぐ保湿成分です。
ゆらぎとは
ゆらぎは、肌が乾燥して肌荒れが起こりやすくなることです。
これら3種のアミノ酸による働きによって、アミノ酸が肌に留まり角層を潤いで満たします。
また、オルビスアクアニストは、無油分・無香料・無着色・界面活性剤不使用・アルコールフリー・バラベンフリーの6つのフリー処方を採用しています。
\敏感肌用の保湿スキンケア/
アミノ酸の基本特徴については、下記記事もご参考ください。
-
保湿に特化したスキンケアアイテムの代表的な3大保湿成分の特徴や効果とは?
2024/4/26
オルビスアクアニストの各アイテム特徴
3種のアミノ酸を主成分としたオルビスアクアニストの各アイテムを紹介します。
弾力のある洗顔料
アクアニストウォッシュは、刺激を感じやすい肌でもきめ細かい泡で優しく洗い上げてくれます。
アミノ酸系洗浄成分を配合しているのに、モコモコで弾力のある泡立ちを叶えるため、肌の表面に負担がありません。
アクアニストウォッシュ:120g・1,530円(税込)
潤いで満たす化粧水
アクアニストローションは、潤いが入りにくい敏感肌にも潤いを与え続け、角層まで浸透してくれます。
肌の上で潤いを与え続けるAQフィッター(シロキクラゲ多糖体)と、角層の隅々まで浸透させる AQインストーラー(エトキシジグリコール)という2つの働きでしっかりと肌なじみを叶えます。
アクアニストローション:180ml・1,530円(税込)
潤いを保つ保湿液
アクアニストモイスチャーは、乾燥やほこりなどの刺激から肌を守り、逃げやすい潤いを肌に留める保湿液です。
カエサルピニアスピノサ果実エキス・カッパフィカスアルバレジエキス・チューベロース多糖体を配合した膜で外部刺激にさらされる肌を物理的に守り、AQグリップ成分により肌の潤いと結合して、逃げやすい潤いを保ちます。
アクアニストモイスチャー:50ml・1,970円(税込)
化粧水と保湿液には2つのタイプ
オルビスアクアニストのローション(化粧水)とモイスチャー(保湿液)には、肌質と使い心地で選べる2つタイプで展開しています。
LM さっぱり高保湿タイプ
脂性肌~普通肌向けで、化粧水の方はさらっと肌馴染みがよく保湿液の方はさっぱりしていながら馴染みがいいです。
瑞々しいテクスチャーが好みの方はじめ、アクアフォースL・オルビスアクアMを使っていた方に向いています。
RM しっとり高保湿タイプ
普通肌~乾性肌向けで、化粧水はベタつきがなく、つけた直後にしっとりと肌に馴染みます。
保湿液はとろみはあるものの、ぬるぬるとした感触がないため使い心地がいいです。
しっとりとしたテクスチャーが好みの方はじめ、アクアフォースM・オルビスアクアRMを使っていた方に向いています。
ちなみにRM・LMは、どちらも肌への保湿効果は変わらないため好みのテクスチャーを選べます。
どちらのタイプが適しているか調べたい方は、公式サイトのテクスチャー分析を使用してみてください。
\敏感肌用の保湿スキンケア/
オルビスユーとアクアニストの違い
オルビスユーとアクアニストの主な違いを3つまとめてみました。
特徴・効果
オルビスユーは、年齢を重ねていくたびになんとなく感じる肌の不調に対応した、すなわち初期エイジングサインを感じ始めた方向けのシリーズです。
アクアニストは、バリア機能の低下により刺激を受けやすくなった角層を潤いで満たし、潤いが持続するようにアプローチした敏感肌の方向けシリーズです。
保湿のタイプと適正
オルビスユーとアクアニストは、両方とも保湿ケアに重点を置いたシリーズですが、その主な違いは保湿へのアプローチや対応する肌悩み、テクスチャーなどにあります。
オルビスユーシリーズ
オルビスユーシリーズは、乾燥だけではなく、ハリの低下などエイジングサインも感じ始めた乾燥レベル後期の方に向けたシリーズです。
いつものお手入れでは手応えを感じにくくなった、そろそろエイジングケアを始めたいと感じているといった方におすすめです。
- 大きなトラブルはないものの、なんとなく肌の調子がいまいち
- 乾燥やハリの低下、くすみなどが気になり始めた
- 化粧のりが悪く、顔色がパッとしない
- そろそろエイジングケアを始めてみたい
- 保湿感はほしいが、重すぎる感触は避けたい
アクアニストシリーズ
アクアニストシリーズは、肌の乾燥がまだそれほど深刻ではなく、部分的・表面的な乾燥が気になる乾燥レベル初期の方、しっかり保湿してもすぐに乾燥してしまう乾燥レベル中期」の方に向いています。
テカリやベタつきがあるのに洗顔後はつっぱるといったインナードライや、毛穴開き・キメの乱れ・化粧ノリの悪さを感じ始めた方におすすめです。
- 敏感肌向けで、しっかり保湿したい
- 乾燥などによるバリア機能の低下を改善したい
- 保湿をしながらあらゆる肌トラブルを未然に防ぎたい
- 敏感肌でもアミノ酸配合のスキンケアをしたい
- オルビスユーよりも高い浸透力がほしい
容器
保湿液の容器についても違いがあります。
アクアニストはポンプ式ですが、オルビスユーはこっくりとしたテクスチャーのためジャー容器で手ですくうタイプです。
比較表
上記の主な違いを比較表にしました。
シリーズ名 | 特徴・効果 | 保湿のタイプ | 容器 |
---|---|---|---|
オルビスユー | 肌不調の改善 | エイジング向け保湿 | ジャー型 |
アクアニスト | バリア機能の回復 | 敏感肌向け保湿 | スプレー型 |
ますはトライアルセットから
オルビスユーやアクアニストを使ってみたい場合、まずはトライアルセットから試すことをおすすめします。
いくら敏感肌向けとはいえ、成分の中に数種類の植物エキスも含まれているためアレルギーがあると肌荒れを引き起こします。
オルビスユートライアルセット
オルビスユーのトライアルセットは、7日間試すことができます。
- フォーミングウォッシュ(洗顔料14g)
- エッセンスローション(化粧水20ml)
- ジェルモイスチャライザー(保湿液9g)
オルビスユートライアルセット:980円(税込)
アクアニストトライアルセット
アクアニストのトライアルセットは、約1週間試すことができます。
- ウォッシュ(洗顔料14g)
- ローション(化粧水18ml)
- モイスチャー(保湿液8ml)
また同シリーズのローション・モイスチャーには、さっぱり高保湿タイプとしっとり高保湿タイプの2種類あります。
- さっぱり高保湿タイプ(LM):べたつかず軽やかな肌馴染み
- しっとり高保湿タイプ(RM):指が吸いつくようなもっちり肌
アクアニストトライアルセット:LM・RM共に1,100円(税込)
※オルビス会員ではない方は、初回のみ980円(税込)
高品質に変わったオルビスの保湿ケア
どちらかというとプチプラに近いイメージがあるオルビスですが、実はポーラのグループ会社です。
2006年にポーラ・オルビスホールディングスとして設立されたことにより、工場を一本化するなど化粧品における研究や実店舗や通販展開を加速させてきた印象があります。
高級感がありながらも良心的な価格で展開している、従来のオルビス商品とはまた違ったスキンケア商品ですので、まずはトライアルセットから一度試してみてはいかがでしょうか。