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ワセリンの種類やそれぞれの特徴は?黄色・白色・プロペト・サンホワイトの違いと選び方

2023年5月21日

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ドラッグストアの店先にも並ぶワセリン。

ワセリンの種類やそれぞれの特徴、効果は?黄色ワセリン・白色ワセリン・プロペト・サンホワイトの違いと選び方を解説

ワセリンは、赤ちゃんから大人まで幅広く使える保湿剤の1つです。

生活の中で身近にあるワセリンですが、どんな種類がありどう選んだらいいのかよくわからないという人も多いでしょう。

筆者もワセリンの存在は知っていたものの、黄色・白色・プロペト・サンホワイトの4種類に分類されていることを知ったのは最近のことです。

実際にワセリンを触ってみると、色やテクスチャーも違えば使用感も異なることがわかりました。

今回は、ワセリンの種類やそれぞれの特徴と違いについて紹介します。

ワセリンにはどの種類を選んだらいいのか安心して選べるご参考になれば幸いです。

ワセリンとは

ワセリンとは、簡潔にいうと油性の保湿剤です。

油性といってもホホバオイルやアルガンオイル、ローズヒップオイルなどさまざまなオイルがあります。

美容オイルがトレンドになってから多くのオイルが開発・注目されてきましたが、そんな中でワセリンの原料となっているのは実は石油です。

え、石油なの?

筆者はそれを知った時、驚きとともに疑問や不安が募りました。

新生児にも使えるワセリンとはいえ、生まれたばかりの赤ちゃんの薄い皮膚に石油を塗るのはどうなのかと思ったほどです。

しかしよく調べていくとワセリンは、肌にとても優しいということがわかりました。

石油からしっかりと精製されているためほぼ刺激がなく、赤ちゃんから大人まではもちろん敏感肌の人でも使いやすいアイテムでした。

繰り返しになりますが、ワセリンは石油から精製された保湿剤のことです。

肌に薄い膜を作り、肌の水分が蒸発するのを防いでくれます。

石油が原料だと聞くと、肌によくない印象を抱くかもしれません。

しかし天然成分である石油を高純度に精製することにより肌に刺激の強い不純物はほとんど取り除かれているため、刺激が少なく赤ちゃんから大人まで使いやすいといわれています。

ワセリンの2大効果

そんな安全かつ安心な保湿剤とされるワセリンですが、肌には実際にどのような効果があるのでしょうか。

ワセリンには、大きく分けて2つの効果があります。

肌を刺激から守る

ワセリンが肌を刺激から守る具体的な仕組みは、肌の表面つまり皮膚を膜でコーティングして外部の刺激から肌を保護することです。

摩擦や乾燥、ほこり、花粉などさまざまな刺激から肌を守ってくれます。

水分の蒸発を防ぐ

肌の表面に薄い膜を張るワセリンは、肌内部の水分が蒸発するのを防ぐことで潤いを保持する効果があります。

水分を蒸発させないことで肌のバリア機能を補い、潤いが保たれることで乾燥から肌を守るため皮膚トラブルの予防にも有効です。

4種類のワセリンとそれぞれの特徴

ワセリンと一口にいってもさまざまな製品があり、色やテクスチャーなどそれぞれの特徴にも違いがあります。

ワセリンの種類は、大きく分けて以下の4つです。

黄色ワセリン

黄色ワセリンは、石油から抽出したワセリンを精製したものです。

ワセリンの種類の中で精製度=純度が最も低く不純物の含有量が多いため、人によっては肌に刺激を感じることがあります。

主に工業用や一般的な保湿以外の用途に使われることが多く、医療機関ではほとんど使用されていません。

黄色っぽい色味をしているのが見た目の特徴で、ドラッグストアなど市販で手に入りやすく安価です。

なお肌が敏感な人やアトピー性皮膚炎の人、赤ちゃんは刺激やかぶれを感じる場合があります。

黄色ワセリンの特徴

  • 薬局など市販で手に入りやすく安価
  • 見た目は黄色味を帯びている
  • 純度が低く人によっては刺激を感じることもある

黄色ワセリンの商品例

  • ヴァセリン Vaseline(ユニリーバ・ジャパン)
  • 黄色ワセリン(丸石製薬)

白色ワセリン

白色ワセリンは、黄色ワセリンを精製し純度を高めたものです。

不純物を減らしているため黄色ワセリンより純度が高く、肌荒れの保護にも使いやすいことから薬局などで手軽に購入できます。

商品によっては医薬品として販売されていることがあり、医療機関でも処方されることが多いです。

皮膚の薄い赤ちゃんや敏感肌の人も使えるほど安全性が高いことが特徴で、たいていのドラッグストアには置いてあるため手に入りやすいことから一番メジャーなワセリンといえます。

白色ワセリンの特徴

  • 最も手に入りやすくメジャーなワセリン
  • 赤ちゃんや敏感肌の人でも使いやすい純度
  • 一部の商品が第3類医薬品として市販でも手に入りやすい

白色ワセリンの商品例

  • ベビーワセリン(健栄製薬)
  • メンタームワセリン(近江兄弟社)

プロペト

プロペトは、白色ワセリンをさらに精製して純度をさらに高めたワセリンです。

有効成分は白色ワセリンと同じですが、より低刺激なため赤ちゃんから高齢の人まで安心して利用できます。

皮膚の荒れや保護に効果的で、主に目の周りや唇など皮膚の薄い箇所やデリケートな部位にも使うことが可能です。

基本的に医療機関で処方されることが多いですが、一部のドラッグストアでも医薬品として販売されていることがあります。

プロペトの特徴

  • 非常に純度が高く刺激が少ない
  • 医療機関でも処方されるほど安全
  • 一部の薬局でも医薬品として販売されている

プロペトの商品例

  • プロペト ピュアベール(第一三共ヘルスケア)

サンホワイト

サンホワイトは、ワセリンの中で最も精製度や純度が高く不純物がほとんど含まれていないワセリンです。

無添加(香料・着色料・保存料不使用)でアレルギーのパッチテストの基剤に使われるほど低刺激なため、乳幼児から大人までのスキンケアに使えます。

高純度・高品質の白色100%ワセリンのため、前述の白色ワセリンやプロペトでも刺激を感じる人や極度の敏感肌の人におすすめです。

ただしドラッグストアなど市販品として見かけることは滅多になく、医療機関で処方された場合は保険が適用されないため料金が割高になります。

サンホワイトの特徴

  • 最も純度が高く、刺激がほとんどない
  • 医療機関での処方が保険適用ではなく高価
  • ドラッグストアなど市販では滅多に見かけない

サンホワイトの商品例

  • サンホワイトP-1(日興リカ)
  • サンホワイトシルキーY-1(日興リカ)

ワセリン4種類の違い比較

4種類あるワセリンの中からどう選んだらいいのか、購入や使用のための必須条件として欠かせない性能をランキング形式で比較しましたので参考にしてください。

純度のランキング(高→低)

純度は精製度の度合いに比例するため、低い順からすると黄色ワセリン < 白色ワセリン < プロペト < サンホワイト となります。

1位サンホワイト
2位プロペト
3位白色ワセリン
4位黄色ワセリン

純度は見た目でも判断できますが、精製された度合いによって色が異なります。

一般的に純度の低いワセリンは黄色っぽさがあり、純度が高くなるほど白色、半透明になるのが特徴です。

精製度が比較的高い白色ワセリンは、医療機関でも扱われているほか薬局やドラッグストアでも購入できます。

白色ワセリンの中でも、プロペトやサンホワイトは最も純度の高いワセリンです。

不純物の含有率が低いため刺激が弱く、肌がデリケートな敏感肌の人や赤ちゃんにも使用できます。

刺激度のランキング(高→低)

刺激度は純度や精製度の高さに比例するため、低い順からするとサンホワイト < プロペト < 白色ワセリン < 黄色ワセリン となります。

1位黄色ワセリン
2位白色ワセリン
3位プロペト
4位サンホワイト

ワセリンは、基本的に精製する段階で肌に刺激の強い不純物はほとんど取り除かれています。

そのため、赤ちゃんから大人、肌が敏感な人まで年齢を問わず安心して使えます。

刺激や痒みには体質的な相性も関係しますが、とくに敏感肌ではなくても痒みが出ることがあります。

それは肌の水分蒸発を防ぐ一方で汗の蒸発も妨げる可能性があり、熱がこもると痒みが増してしまうことが原因ともされているためそれほど気にする必要はないでしょう。

また、痒みは塗りすぎによる原因も考えられます。

とくに顔の場合は手足に比べて皮膚の血流がより良い状態のため、熱がこもったように赤く火照ったり痒みが増したりするなどの不快症状が出るかもしれません。

手に入りやすさ(高→低)

手に入りやすさは、一般的にサンホワイト < プロペト < 黄色ワセリン < 白色ワセリン です。

1位白色ワセリン
2位黄色ワセリン
3位プロペト
4位サンホワイト

一般的に薬局やドラッグストアで販売されているのは、不純物の少ない白色ワセリンです。

ワセリンを顔に使用する時は、黄色ワセリンよりも白色ワセリンを選びましょう。

また赤ちゃんや敏感肌の人に使う時は、白色ワセリンの中でも医薬品と表記されている商品またはプロペトなど精製度の高い商品を選ぶことをおすすめします。

ワセリン4種の違い比較表

ワセリンは、精製度が低く黄ばんだ黄色ワセリンから始まり、さらに不純物を取り除いたのが白色ワセリンです。

白色ワセリンをより高純度にしたプロペト、そしてプロペトを最高レベルまで精製し酸化防止剤を加えたサンホワイトへと純度が高くなっていきます。

純度が高くなるほど刺激が少なくなり、敏感肌の人や赤ちゃんにも使いやすくなりますが価格も高くなる傾向があります。

項目黄色ワセリン白色ワセリンプロペトサンホワイト
精製度最も低い黄色ワセリンより高い白色ワセリンよりさらに高い高純度
見た目黄色っぽいクリーム色白色半透明の白色透明に近い白色
特徴不純物が比較的多い黄色ワセリンより不純物が少ない医療機関で処方されることが多い酸化防止剤配合で酸化しにくい
主な用途普通のスキンケア敏感肌や赤ちゃんの皮膚目の周りなどデリケートな部位アレルギーパッチテストにも使われるほど低刺激
価格安価比較的安価白色ワセリンよりやや高め最も高価
入手方法薬局薬局一部の薬局オンライン購入
商品リンク 購入する 購入する 購入する 購入する

白色ワセリンについて

前述の刺激度や手に入りやすさなどから見て、総合的におすすめできるのは白色ワセリンです。

これからスキンケアにワセリンを取り入れてみようかなと考えている人は、まずは白色ワセリンから試してみることをおすすめします。

ただし、白色ワセリンといっても薬局などで手軽に購入できることから数多くの商品が発売されています。

同じ白色ワセリンでも使用感はさまざまで、融点や粘度、色調、臭いなどメーカーによっても塗り心地も異なり、中には医薬品として販売されている商品もあります。

それでも人によっては合わない場合があるため、ここでは白色ワセリンの中でも純度の高いプロペトとサンホワイトについて紹介します。

プロペトとは

ワセリンといってもいくつか種類がありますが、皮膚科やクリニックなどの医療機関で処方されることが多いのは白色ワセリンとプロペトになります。

双方ともにそれほど違いはないですが、プロペトは白色ワセリンからさらに不純物を取り除いたもので透明に近い白色で塗りやすいです。

不純物の中でもとくに過酸化物が、皮膚への刺激性があるため肌トラブルの問題となることがあります。

粘膜への使用を考慮するとプロペトは不純物などの刺激性要素をほとんど含有しないため、顔など敏感な部位に使用する際はプロペトのほうが適しています。

ちなみに限定的ですが、医薬品として市販もされていますので薬局でチェックしてみてください。

サンホワイトとは

プロペトはかなり純度の高いワセリンであることから肌に合わない人はいないといっても過言ではありませんが、プロペトまでも合わない場合はどうしたらいいのでしょうか。

そこでおすすめなのが、サンホワイトです。

サンホワイトは、白色ワセリンをさらに精製した高純度・高品質の白色100%のワセリンでプロペトよりも純度が高いとされています。

不純物の中でとくに過酸化物をほとんど除去し特別に精製したもので、抗酸化物のトコフェロールが配合されています。

ただしワセリンよりも精製コストがかかっているため、価格は普通の白色ワセリンの数倍程度です。

また、サンホワイトは医療機関で処方された場合に保険適用されないため高価である点には注意してください。

3種のワセリンを使ってみた筆者の感想

筆者がワセリンを黄色・白色・プロペトの種類別に使ってみた感想を紹介します。

黄色ワセリンヴァセリン オリジナル ピュアスキンジェリー
白色ワセリンベビーワセリン
白色ワセリンソフト
プロペトプロペト ピュアベール

ヴァセリン オリジナル ピュアスキンジェリー(ユニリーバ・ジャパン)

ユニリーバのヴァセリン オリジナル ピュアスキンジェリーは日本国内では黄色ワセリンに分類される

ヴァセリンは、無香料・無着色・防腐剤無添加のワセリンでドラッグストアで見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。

アメリカからの輸入品で、色はやや黄色みが強いクリーム色です。

日本では黄色ワセリンに分類されていますが、アメリカでは白色ワセリンとして販売されています。

日本での基準が黄色ワセリンであることから、刺激や皮膚トラブルが不安な人はミニサイズやお試しサイズなど小さなボトルから試してみることをおすすめします。

指で伸ばすとこっくりしているため、塗る時は手のひらでこねて温めてから肌に伸ばしていくとよいです。

硬めのテクスチャーのため、部分使いが適しているかもしれません。

ワセリンとヴァセリンの違いに注意

よく混同されやすい「ワセリン」と「ヴァセリン」ですが、ヴァセリン(Vaseline)はユニリーバ・ジャパンが販売するスキンケア商品名、いわゆる商品ブランド名のことです。
ワセリンが成分名なのに対して、ヴァセリンはブランド名です。
ヴァセリンは、用途や好みの使用感に合わせた多くの商品を展開しており、純度や無添加にこだわらず気軽にワセリンを使いたい方に適しています。

ベビーワセリン(健栄製薬)

健栄製薬のベビーワセリンは白色ワセリンに分類される

ベビーワセリンは、ベビーというネーミングがついている通り、赤ちゃんにも使える無香料・無着色・パラベンフリーのワセリンです。

白色ワセリンの分類ですが、酸を使わない精製方法で作られているため白色ワセリンよりも不純物が少ないそうです。

伸びのよさが特徴で、指で触れると滑らかに伸びていく柔らかいテクスチャーのためお風呂上がりの全身を素早く保湿できます。

もう1点のよい点としては、容器がチューブ型であることです。

手で触れる部分が少ないため商品を清潔に保てることと、60gのミニサイズもあるため外出時も手軽に持ち歩けます。

ドラッグストアでは、赤ちゃん用品コーナーに置かれていることが多いです。

白色ワセリンソフト(健栄製薬)

健栄製薬の白色ワセリンソフトは白色ワセリンの中でも医薬品の取扱い

白色ワセリンといっても前述のベビーワセリンなどいろいろな商品がある中で、第3類医薬品として販売されている白色ワセリンソフトも使ってみました。

写真のパッケージは薬局マツモトキヨシのオリジナルブランドとして販売されている同名商品ですが、製造会社は同じ健栄製薬です。

ソフトというネーミングがついている通り、柔らかなテクスチャーで伸びがいいですが冷えた場所では硬い時があります。

第3類医薬品というだけあってしっかり保護してくれますが、ソフトというだけあって人によってはカバーしきれない面があるかもしれません。

白色ワセリンは他の種類より商品がたくさんあり使用感もさまざまなため、まずはミニサイズやサンプルなどでパッチテストを行ってみてください。

プロペト ピュアベール(第一三共ヘルスケア)

プロペト ピュアベールは白色ワセリンの中でも純度が高く医薬品として市販されている

プロペト ピュアベールは、商品パッケージに書かれているキャッチコピー通りベタつきが少なく伸びが良いプロペトのワセリンです。

第3類医薬品というだけあって皮膚用薬としても使われており、手足のヒビや皮膚の荒れ、その他皮膚の保護にも適しています。

添加物を一切加えていなく使いやすさというよりも品質にもこだわったワセリンのため、肌に余分な負担をかけない皮膚保護薬として敏感な肌にも使えます。

見た目としては白ですが、半透明で白く浮き出ることはありません。

筆者はある特殊な使い方で白色ワセリンの中でもこのプロペトの効果に気づき、詳しくは別記事で紹介します。

ワセリンの種類や特徴に関するよくある質問

ワセリンの種類やそれぞれの特徴に関してよくある質問をQ&A形式でまとめましたので、購入前の参考にしてください。

ワセリンを顔に塗っても大丈夫?

ワセリンは、石油から不純物を取り除いて精製しているため顔を含む全身に使うことができます。

目元や唇など、皮膚が薄くデリケートな部位にも使うことができますが、不純物の含有量が多い黄色ワセリンはおすすめしません。

白色ワセリンでも商品によって純度が異なり、人によって相性も違うためパッチテストを行うなどして試したほうがいいです。

個人的には医療機関では眼科用軟膏基剤として処方されるプロペトが安心できますが、唇に塗る時にはリップ型の白色ワセリンが市販されていますので検討してください。

ワセリンとヴァセリンの違いは?

ヴァセリン(Vaseline)はユニリーバ・ジャパンの商品で、ワセリンの中でも黄色ワセリンに分類されます。

またヴァセリンは薬品ではなく、基本的に化粧品コーナーに置いてある商品です。

顔や唇、手足などの保湿に使用できますが、黄色ワセリンは不純物の含有量が多いため肌が弱い人は注意してください。

ワセリンとベビーワセリンとの違いは?

ベビーワセリンは健栄製薬の商品で、公式サイトによると赤ちゃんの肌に優しい、無香料・無着色・パラベンフリーのワセリンと記載されています。

従来の白色ワセリンと比べて不純物が少なく、伸びがよいため肌に塗りやすく赤ちゃんから大人まで安心して使えます。

ワセリンとグリセリンの違いは?

ワセリンもグリセリンも似た名前で、どちらもスキンケア化粧品に配合される代表的な保湿剤です。

ワセリンは皮膚表面に膜を作って肌を「守る」働きに対して、グリセリンは皮膚に「浸透する」ことで潤いを保ちます。

グリセリンの原料はヤシの実などの植物で、医薬品だけでなく食品添加物としても使われています。

ワセリンとヒルドイドの違いは?

ワセリンもヒルドイドも保湿剤として医療機関から処方される医薬品ですが、特徴や効果に違いがあります。

ワセリンは、皮膚に蓋をして乾燥を抑える製品です。

一方でヒルドイドは、ヘパリン物質という水分をため込む成分があり乾燥で湿疹ができてしまう人やアトピー性皮膚炎の人に保湿剤として処方されます。

また、ヘパリンには血の流れをよくする作用もあります。

本来は乾燥肌で湿疹ができている人やアトピー性皮膚炎の人に使用する医薬品なのに、肌に異常がないのに乳液などの代わりに使用するという美容目的で使う人が増えたことは有名な話ですね。

ワセリンの種類と特徴の違いまとめ

ワセリンは年齢を問わず肌に保護膜を作ることで乾燥や刺激から守ってくれる

赤ちゃんから大人まで年代を問わず使えるほか、肌に保護膜を作ることで乾燥や刺激から守ってくれるワセリン。

ワセリンには大きく分けて黄色・白色・プロペト・サンホワイトの4種類ありますが、肌の敏感さに応じてより精製度の高い製品を選ぶことが重要です。

お手頃な価格でコストパフォーマンスが高いのは黄色ワセリンですが、赤ちゃんや敏感肌の人には純度の高い白色ワセリンが推奨されます。

白色ワセリンの中でもさらに純度を高めたプロペトやサンホワイトは刺激が少なく安心できますが価格が高価な点には注意が必要です。

ドラッグストアなど市販でも手軽に購入できるワセリンを、毎日のスキンケアや皮膚の保護に取り入れてみてはいかがでしょうか。

以下の記事では、ワセリンの成分から高品質なプロペト・サンホワイトの最適な選び方を解説しています。

ワセリンと他の保湿剤との保湿作用による違いも紹介していますので、併せてお読みください。

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