ミルフィーユやクッキーなど…バレンタインにチョコレート以外のお菓子を贈る意味・メッセージ

バレンタインデーといえば、恋人や夫婦、友人などにチョコレートを贈る日というイメージがあります。

しかし近年ではチョコレートに限らず、ミルフィーユやマカロン、クッキーなどといった洋菓子を贈る人も増えています。

バレンタインデーにギフトをもらった人がお返しをするホワイトデーでも、チョコレートを贈ると決まっているわけでもありません。

贈る相手によっては、チョコレートが苦手な人もいるでしょう。

そんな時にはチョコレート以外のお菓子をギフトに選びたいところですが、一部のお菓子には意味やメッセージが隠されているため注意が必要です。

今回はバレンタインデーやホワイトデーに、チョコレート以外の洋菓子を贈る意味や込められたメッセージを紹介します。

ミルフィーユやマカロン、キャンディーなどのお菓子を贈る意味やメッセージについても解説しますので、バレンタインデーやホワイトデーをより楽しむためのご参考になれば幸いです。

バレンタインデーとチョコレートの関係

バレンタインデーにチョコレートを贈る慣習が生まれたのは、どんな理由や由来があるのでしょうか。

まずは、バレンタインデーの概要から説明していきます。

バレンタインデーの由来

バレンタインデーは、毎年2月14日に行われる恋人たちの日です。

3世紀頃イタリアのローマ帝国で、多くの恋人たちを幸せに導いたキリスト教の聖職者ウァレンティヌスが殉教した命日から由来しています。

もともとの起源は、2月14日の女神ユノーの祝日と2月15日に行われていたルペルカリア祭がウァレンティヌスの命日と意図的に合わせたといわれています。

バレンタインデーの起源や逸話については、下記記事をご参考ください。

日本におけるバレンタインデー

日本でのバレンタインデーは、女性から男性へチョコレートを贈るのが慣習です。

老舗の洋菓子メーカーが、外国人向けの英字新聞でバレンタインにチョコレートを贈ろうという広告を掲載したのが日本でのバレンタインチョコの始まりといわれています。

後に続くように他のメーカーが宣伝やキャンペーンに力を入れて盛り上げるようになり、女性が男性にチョコレートを贈って告白する日としてバレンタインデーが浸透していったわけです。

ホワイトデーとチョコレート

ホワイトデーは、3月14日にバレンタインデーにチョコレートをもらった人がお返しをする日です。

最初はマシュマロデーだった

男性がギフトをくれた女性にお返しをするのはチョコレートが多いように見えますが、実はチョコレートと決まっているわけではありません。

老舗の菓子店が男性からバレンタインのお返しがないのは不公平だという雑誌の内容から、男性が女性にマシュマロを贈る日として「マシュマロデー」としたのがホワイトデーの始まりです。

その後はマシュマロだけでなく、もっと幅広くバレンタインデーのお返しの文化としてできないかという考えから「ホワイトデー」が生まれました。

ホワイトデーについては、下記記事をご参考ください。

お返しの定番はチョコマシュマロ

前述の通りホワイトデーでお返しをするギフトとして、当初はチョコレートではなくマシュマロでした。

厳密にいうと、ホワイトデーの起源となった老舗の菓子店が販売していたのはチョコレート入りのマシュマロです。

現在では同じチョコレートでお返しすることが多いものの、近年では多様化によりクッキーやマカロンなどの洋菓子を贈る人も増えており、贈る相手のことを考えたギフトになりつつあります。

チョコレートを贈る意味と込められたメッセージ

バレンタインデーに贈る定番のチョコレートには「あなたと同じ気持ちです」という意味があります。

一方で特別な意味はないとする見方もあり、これからも今まで通りの関係でという意味で恋人や夫婦だけでなく家族や友達など誰にでも渡しやすいギフトです。

しかしホワイトデーにお返しとしてチョコレートを贈ると、もらったものをそのまま返す、つまり現状維持という意味になります。

一方で同じ物を返すということは「あなたと同じ気持ちです」という意味もあり、大切な人へのギフトにぴったりです。

チョコレート以外の菓子を贈る意味・メッセージ

日本でのバレンタインデーはチョコレートを贈るのが定番ですが、贈る相手の中にはチョコレートが苦手な人や避けたい人もいるでしょう。

また同じ人に毎年チョコレートばかりを贈るのも飽きてくるという気持ちもあります。

そんな時にはチョコレート以外のお菓子をギフトに選びたいところですが、一部のお菓子には意味やメッセージが隠されているため注意が必要です。

ここでは、バレンタインデーやホワイトデーにチョコレートを除く他の洋菓子を贈る時の意味や込められたメッセージをいくつか紹介しますので、ギフト選びの参考にしてください。

• ミルフィーユ
• マカロン
• バウムクーヘン
• キャンディー
• クッキー
• グミ
• マシュマロ

ミルフィーユを贈る意味・メッセージ

ミルフィーユを贈ることは「あなたへの想いが幾重にも重なっている」という意味があります。

フランス語で「mille（千）」と「feuille（葉）」で表記されることから「千枚の葉」という意味で、幾層にもなった薄いパイが積み重なった落ち葉のように見えることが由来です。

あなたへの想いは千枚の葉のように幾重にも積もっていますという気持ちを込めて、ミルフィーユを本命の人に贈るのもロマンチックですね。

幾重にも重なった想いを伝えたいなら

マカロンを贈る意味・メッセージ

マカロンを贈ることは「あなたは特別な人です」という意味になります。

特別な人というのは好きな人・大切な友人・頼りになる同僚・大切な家族など、恋人や夫婦に限らずさまざまな意味に捉えられます。

またマカロンが他の洋菓子に比べて割高になるため、高級感があるところからもきているようです。

キャンディーやクッキーに比べれば確かに上品で高級感もあって、受け取った相手も特別感が味わえるでしょう。

高級感も特別感も独り占め

バウムクーヘンを贈る意味・メッセージ

バウムクーヘンは、ドイツ発祥のスイーツで「バウム」は木、「クーヘン」は焼き菓子という意味です。

木の年輪のように幾層にも重なった断面が特徴のため、「ずっとあなたと一緒にいたい」「共に歳を重ねたい」という想いを表現しています。

年輪が長寿や繁栄を連想させ、ずっと幸せが続くという縁起のよい意味から結婚式の引き出物としても人気です。

年輪のように幸せがずっと続くように

キャンディーを贈る意味・メッセージ

キャンディーを贈ることは「あなたのことが好き」という意味があります。

カラフルな色やバリエーション豊富な味が魅力のキャンディーは、華やかな見た目からギフトにも最適です。

色とりどりに輝くことと硬いことから「あなたの愛は甘く美しく輝いている」「宝石のように硬く壊れない愛情を贈ります」といった意味合いもあるため、本命の人へ贈るギフトに向いています。

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クッキーを贈る意味・メッセージ

クッキーを贈ることは「お友達でいましょう」という意味が込められています。

お菓子の意味を気にするなら、義理チョコや感謝チョコと同じように友達や会社の同僚などに選ぶのがおすすめです。

さまざまな色や形、味、デコレーションが楽しめるクッキーは、日持ちもするためギフトの定番スイーツとして適しています。

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グミを贈る意味・メッセージ

グミを贈ることは「あなたのことが嫌いです」という意味になります。

他のお菓子と比べて手抜き感や子どもっぽさ、安価さが由来とされていますが、グミが好きな相手には意味やメッセージを気にすることなく贈っても喜ばれます。

ただしグミを本命の人へ贈ると、逆効果になってしまうので注意しましょう。

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マシュマロを贈る意味・メッセージ

マシュマロを贈ることは「あなたが嫌い」という意味からギフトには避けられがちですが、一方でキュートな意味があります。

昔はバレンタインデーのお返しにマシュマロを贈る習慣があり、それがホワイトデーの起源です。

そんなマシュマロには「あなたからもらった愛（チョコレート）を僕の優しさで包んでお返しします」というメッセージも込められています。

とくにチョコレートを包んだマシュマロは「純白の愛で包む」という意味があるため、マシュマロを贈るならチョコレート入りのマシュマロがおすすめです。

マシュマロデーをつくった老舗の傑作

バレンタインデーやホワイトデーに贈るお菓子の意味・メッセージ

バレンタインデーやホワイトデーに贈る・贈られるお菓子の種類における意味やメッセージを表にまとめましたので、以下を参考にしてください。

菓子の種類	贈る意味・メッセージ
チョコレート	あなたと同じ気持ちです あなたの気持ちをそのまま返す
ミルフィーユ	あなたへの想いが幾重にも重なっている
マカロン	あなたは特別な人です
バウムクーヘン	ずっとあなたと一緒にいたい
キャンディー	あなたのことが好き 宝石のように硬く壊れない愛情を贈ります
クッキー	お友達でいましょう
グミ	あなたのことが嫌い
マシュマロ	あなたが嫌い あなたからもらった愛（チョコレート）を僕の優しさで包んでお返しします 純白の愛で包む

とはいえ贈る・贈られるお菓子の意味やメッセージを気にしすぎてしまうと、かえって何が一番適しているのか贈ることにも躊躇してしまうためあくまで参考程度にしてください。

何よりも相手が好きなものや喜ばれるものを贈る、あなたの気持ちが大切です。

チョコレート以外の洋菓子ギフトまとめ

バレンタインデーにチョコレートを贈るという慣習はまだ根強く残っていますが、近年ではチョコレート以外の洋菓子を贈ることが増えつつあります。

チョコレートが苦手な人、あまり好きではない人もいるかもしれません。

また恋人や夫婦、友人と毎年同じ相手にチョコレートを贈るのも飽きることでしょう。

最近ではチョコレートでコーティングされたクッキーやバウムクーヘンなど幅広い商品展開も目立ちます。

バレンタインデーだけでなくホワイトデーでのお返しも、生チョコレートや高級チョコレートにこだわらず相手が好きな洋菓子や喜んでくれるブランド菓子を選びたいものです。

好きな人や恋人に限らず、家族や友人など大切な人へ多彩な贈り物で気持ちを伝えられる日にしてはいかがでしょうか。

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